2023.09.09

dodo × スケルトンウォッチ【時計と人とのペアリング|マイ・プライベート・アワーズ。】

内部機構が見えるようにデザインされたスケルトンウォッチは、時計ブランドの信念やこだわりを、その目で直に確認できる。内面に向き合いリリックを紡ぐdodoがまとう。

dodo  スケルトンウォッチ

FREDERIQUE CONSTANT ハートビート マニュファクチュール BELL & ROSS BR 05 スケルトン ゴールデン ORIENTSTAR スケルトン RK-AZ0002S

AFREDERIQUE CONSTANTハートビート マニュファクチュール

BBELL & ROSSBR 05 スケルトン ゴールデン

CORIENTSTARスケルトン RK-AZ0002S


AFREDERIQUE CONSTANTハートビート マニュファクチュール

dodo 1

正確に時を刻むために一生懸命動いてる姿を見ると、機械なのにロマンを感じますね

ダイヤルに小窓を作って、チクタクと振動する調速脱進機の動きを見せるという個性的なデザインは、1994年にフレデリック・コンスタントが考案したもの。自社ムーブメントを開発する際には、きれいに見えるように位置や構造を考えて設計し、奥側にシリコン製のパーツの姿を見せたのもこだわりが光る。「ハートビート マニュファクチュール」は、クル・ド・パリ仕上げのダイヤルで高級感を演出。12時位置にはカレンダーやムーンフェイズを備えており、メカニカルな魅力も深い。

自動巻き。SS。ケース径42㎜。¥825,000/フレデリック・コンスタント(フレデリック・コンスタント相談室) スウェット¥29,700/ブラームス ルーツストック(ワンダリズム) シャツ¥26,400/グラフペーパー パンツ¥46,400/ウィーウィル


BBELL & ROSSBR 05 スケルトン ゴールデン

dodo 2

ゴールドでラグジュアリー。でもスタイリッシュさもあって、かっこいいですね

そもそもスケルトンウォッチは懐中時計の時代から存在するクラシックな機構であり、いつでもどこでも内部構造を見たいというマニアックな愛好家を喜ばせてきた。しかし近年は、ムーブメントへの加工を直線的に表現する、デザイン重視のスタイルが増えている。「BR 05 スケルトン ゴールデン」は、スクエアとラウンドを組み合わせたスポーティな時計にモダンなスケルトン仕上げを取り入れることで、個性的なルックスを楽しめるように。ゴールドも華やかなので、アクセサリー感覚でつけたい。

自動巻き。SS。ケースサイズ40㎜×40㎜。¥968,000/ベル&ロス(ベル&ロス 銀座ブティック) ニット¥49,500/ビナイン(エヌエスナイン) 中に着たカットソー¥18,700/スタジオ ニコルソン(インコントロ) パンツ¥35,200/タンジェント シューズ¥85,800/パラブーツ(パラブーツ青山店) その他/スタイリスト私物


CORIENTSTARスケルトン RK-AZ0002S

dodo 3

青い針が目をひきます。手巻き式の時計というのも好きなポイントです

ムーブメント地板を曲線的に肉抜き加工してクラシカルな表情をつくるのが、スケルトンウォッチの王道。この「スケルトン RK-AZ0002S」は、手巻き式ムーブメントなので、さらに奥行きのある表現に。39㎜以下のケースサイズもモダン。

手巻き。SS。ケース径38.8㎜。¥319,000/オリエントスター(オリエントお客様相談室) ベスト¥23,100/セダン オールパーパス ロンT¥14,300/ブラームス ルーツストック(ビショップ) パンツ¥38,500/プロダクトトゥエルブ


※文中すべて、SS=ステンレススチールの略です。


何者でもなかった頃の自分に戻る時間を大事にしていきたい

 このところ週末気分で過ごしていたので(笑)、今はプライベートの充実より楽曲制作の時間をつくりたい。毎朝、手巻きの時計のゼンマイを巻き上げて一日をスタートさせるのですが、それが自分にとってのスイッチになっています。創作活動ってプライベートと切り分けにくいところもありますよね。例えば音楽を聴く時間だって、日本のアーティストの曲だと、どうしても“仕事”になってしまうんです。その点アメリカのアーティストの曲を聴いていると、ヒップホップ好き青年だった時代にすっと戻れる。その時間は、僕にとってのプライベートタイムかな。職業訓練校に通っていた際に自動車整備士の資格を取ったので、車をいじる時間も好き。少し前にサスペンションや足まわりを一式交換しました。今は点検やオイル交換くらいしかしませんが、それでも車に触れていると、仕事とは切り離される。それも僕にとっては大切な時間です。


dodo
1995年神奈川県出身。ラッパー、トラックメーカー。2013年にテレビ番組への出演をきっかけに音楽活動を開始。’22年1月に3rdアルバム『again』を配信リリース。新曲「poi」も配信中。




Photos:Jun Okada[bNm]
Hair&Make-up:Yoshikazu Miyamoto[bNm]
Stylist:Shun Katakai[tsuji management]
Text&Watch Direction:Tetsuo Shinoda

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