2022.11.17
最終更新日:2024.03.08

俳優・栁 俊太郎 × 初めての金時計【時計と人とのペアリング|マイ・プライベート・アワーズ。】

「初めての金時計」に挑戦するなら、狙うべきは名門ブランドのシンプルなモデル。クラシックな3本を、人気俳優の栁俊太郎が身につける。

栁 俊太郎  初めての金時計

ブランパンのヴィルレ ウルトラスリム、IWCのポートフィノ・オートマティック、グラスヒュッテ・オリジナルのシックスティーズ

ABLANCPAINヴィルレ ウルトラスリム

BIWCポートフィノ・オートマティック

CGLASHÜTTE ORIGINALシックスティーズ


ABLANCPAINヴィルレ ウルトラスリム

ブランパンのヴィルレ ウルトラスリムを着けた栁 俊太郎さん

手元にすっと馴染む、小ぶりなゴールド

1735年創業のブランパンは、現存する最古のスイス時計ブランド。ローマンインデックスによる「ヴィルレ」のクラシカルな雰囲気は、まさにドレスウォッチの本家本流。小ぶりなケースが、すっと腕に馴染む。

自動巻き。18KRG。ケース径37.6㎜。¥2,046,000/ブランパン(ブランパン ブティック銀座) ジャケット¥143,000/ジェームスグロース(グリニッジ ショールーム) プルオーバーシャツ¥58,300/スクワット/ルメール(エドストローム オフィス) その他/スタイリスト私物


BIWCートフィノ・オートマティック

IWCのポートフィノ・オートマティックを着けた栁 俊太郎さん

大きめのフェイスは曲線を強調したデザインで上品に楽しむ

IWC=タフウォッチのイメージを覆すエレガントな一本。イタリアの保養地に流れる甘美な空気感を表現した「ポートフィノ」は、ラグを直線的にデザインすることで存在感を消し、シンプルなラウンドケースの美しさを強調している。

自動巻き。18KRG。ケース径40㎜。¥1,611,500/IWC ジャケット¥95,700/ヘリル(にしのや) ジーンズ¥58,300/アワー レガシー(エドストローム オフィス) その他/スタイリスト私物


CGLASHÜTTE ORIGINALシックスティーズ

グラスヒュッテ・オリジナルのシックスティーズを着けた栁 俊太郎さん

どこか懐かしさを感じさせる、レトロな佇まい

ドイツ時計の伝統を継承しており、’60年代モデルからインスピレーションを受けたので「シックスティーズ」。カーブするダイヤルや盛り上がった風防など、当時の特徴的なスタイルがレトロな味わいになる。

自動巻き。18KRG。ケース径39㎜。¥1,727,000/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座) ニット¥33,000/エイチ ビューティ&ユース Tシャツ/スタイリスト私物


※文中すべて、RG=ローズゴールドの略です。


落ち込む日があっても今につながっている時間がきっとある

仕事から家に帰ってきて、テレビに好きな海外サッカーを映して、ちょっとお酒を飲みながら12年連れ添っている犬とたわむれる。そのひとときが、僕が一日の中で大切にしている時間。無心になってご飯を作る時間も好きですね。毎日料理するわけではないので、作ると決めたら手間のかかる料理に挑戦します。何をどう入れたら味が変わるのか、実験に近い感覚です。野菜や肉を煮込んでいる過程を無心で眺める時間がたまらない。めっちゃ失敗しますけどね(笑)。そんなささやかな失敗や、もっと大きく落ち込むような日ももちろんあります。ですがそれも無駄ではなく、思いもよらない結果につながっていることを、これまでの経験で実感。高校生の頃に左足を骨折したことがあって、3年間必死で練習したバレーボール部の試合にも出られず落ち込みました。でもその怪我がなかったら、役者人生への入り口になったメンズノンノモデルのオーディションに応募していなかったと思います。練習ができない間に、家でひたすら映画を観てこの世界に憧れを抱いたんです。


栁 俊太郎 SHUNTARO YANAGI
2009年に雑誌「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションにてグランプリを受賞、パリコレやミラノコレにも出演。’12年に俳優デビュー。世界190カ国に配信されたNetflixドラマ「今際の国のアリス」をはじめ、映画やドラマで話題作に続々出演。今後はTBS系日曜劇場「アトムの童」、WOWOW「ワンナイト・モーニング」、Netflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』にメイン出演することが決定している。




Photos:Kenta Sawada 
Hair:AMANO 
Stylist:Junichi Nishimata 
Text&Watch Direction:Tetsuo Shinoda 
Interview:Masato Nachi
Director:Maiko Tsubusaki
Videographer:Satoru Tateoka

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