時計も手土産も、会う人を想って選ぶもの。毎月気になる時計の新作をピックアップして、ユニークな共通点のある手土産を一緒にお届けする。
HUBLOT|クラシック・フュージョン チタニウム
高級時計をカジュアルに
楽しむマインドのお手本
今でこそ高級時計にラバーストラップを合わせる手法は珍しくないが、これを初めて採用したのはウブロ。創業時からの伝統で、高級時計をカジュアルに楽しむ現代のトレンドを先取りしていた。「クラシック・フュージョン」はそのスタイルを継承している。チタン製の小径モデルは腕馴染みもよく、軽やかに楽しめる。
新世界グリル 梵|ビーフヘレカツサンド
著名人にもファンが多い
伝統の味をご賞味あれ
1963年から営業を続ける大阪・新世界の洋食屋「グリル 梵」。その名物である「ビーフヘレカツサンド」は、テイクアウトも人気。上質な牛ヘレ肉をカットしてカツにし、少しトーストしたパンに一週間かけて煮込んだ特製ソースを塗ってサンド。ヘレカツならではといえるしっとりやわらかな食感も楽しい。ビールやワインとも好相性だ。6切れで一人前だが、かなりボリュームがある。
カジュアルだけどリッチで本格派。これぞ大人の選択肢
友人宅で男だらけのホームパーティ。気心の知れた間柄だからこそ、気合を入れすぎず、さりとてカジュアルになりすぎない手土産を選びたい。そんなときに重宝するのが、新世界 グリル 梵の「ビーフヘレカツサンド」だ。厳選されたヘレ肉(フィレ肉のこと)をカツにして挟んだサンドイッチは、気軽につまめるけど味は高級。脂肪分が少ないというのも、体型が気になる男たちにはうれしい配慮だ。
同様に高級感がありつつカジュアルに使える時計といえば、ウブロの「クラシック・フュージョン」だろう。華やかなイメージが強いウブロだが、このモデルは1980年創業当時の人気モデルのデザインコードを継承しており、薄型ケースには丁寧なポリッシングを施すことで高級感を引き出した。その一方でストラップの素材はラバーなので、シーンやスタイルを選ばずカジュアルにも楽しめる。
時計も手土産も、選ぶ際にはTPOのO、すなわちオケージョンを重視したい。キメすぎず、くだけすぎずという難しいオケージョンには、高級感とカジュアルさがうまく融合したアイテムを選ぶのが正解なのだ。
40を超える媒体で時計記事を担当し、イベントの企画なども手がける。手土産はあげるよりも、もらうほうが多い。
広告や雑誌で活躍。撮影現場などに持っていく手土産に一家言アリ。時計好きでもあり、ヴィンテージを複数持つ。