2023.11.22

【パテック フィリップ】世界30本限定。新作ムーブメントを搭載した、最初で最後のチャイム・ウォッチ

パテック フィリップより新開発のムーブメントを搭載した世界限定30本の希少なリミテッド・エディション「ミニット・リピーター・アラーム1938P」が登場。

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スイスの名門ウォッチブランド パテック フィリップは、11月10日に迎えたフィリップ・スターン名誉会長の85歳の誕生日を記念して、世界30個のリミテッド・エディション「ミニット・リピーター・アラーム1938P」を発表。モデル番号の「1938」は誕生年に由来する。
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特別なタイムピースには氏が愛したミニット・リピーターが選ばれ、41mmのプラチナ仕様のオフィサータイプのケースは、1989年にマニュファクチュールの創業150周年を機にフィリップ氏が発表したリミテッド・エディション3960モデルを彷彿とさせる。
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最大の特徴は、任意の時刻を音で知らせるミニット・リピーターと、リピーター機構の2つのゴングによって選択された時刻を音で知らせるアラーム機構を統合した、新しいムーブメントの開発だ。


ベースとなった「キャリバー R 27」は、同じくマニュファクチュールの創業150周年を機に発表された、ブランドのミニット・リピーター搭載腕時計を象徴する自動巻きムーブメント。


今回、新たにアラーム機構を組み込むために「キャリバー R 27」のミニット・リピーター機構を大幅に再設計し、結果227個の構成部品を追加し、4件の技術特許を出願。かくして新しい「キャリバーR AL 27 PS」は完成したが、今後このムーブメントが使用されることは二度とないというから潔い。


しかも操作はいたって簡単で、リュウズに統合されたプッシュ・ボタンを押してミニット・リピーターモードとチャイム・モードを選択できる。技術的な複雑さを感じさせない容易さはユーザー本位の設計哲学に基づいている。

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幻のムーブメントを収めたケースは、すべてのプラチナ仕様のタイムピースと同じく、ケース側面の6時位置にダイヤモンドをほどこし、18金ホワイトゴールドの文字盤には、本黒七宝のベースに七宝細密画によりフィリップ氏の肖像を表現。一筆ずつ忍耐強く描かれた微細な絵画は、氏が大切に守り育てた伝統的なハンドクラフトの成果のひとつといえる。
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なお、ケースはサファイヤクリスタル・バックを備え、新しい自動巻きムーブメント「キャリバーR AL 27 PS」の精緻な仕上がりや、フィリップ氏の署名を再現して彫金した22金イエローゴールド偏心マイクロローターを鑑賞できる。
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そしてサファイヤクリスタル・バックを保護するヒンジ付きのダストカバーには、2009年よりフィリップ氏に代わってスターン家4代目社長を務める息子のティエリー・スターン氏による「À mon père, 85 ans de passion horlogère(我が父と85年間の時計製作への情熱に捧げる)」のメッセージが手彫金によって刻まれ、この革新的なトリビュートモデルを完成させる。
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世界で30個だけ、特別な時を刻むクラフツマンシップの結晶「ミニット・リピーター・アラーム1938P」。今後もし一般公開される機会があれば、その音色をぜひ聞いてみたいものだ。


パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03-3255-8109

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