品よく馴染む見た目だけでなく、つけ心地やサイズも気になる大人の時計選び。高騰する時計市場で、欲張りがかなう税込み100万円以下のモデルを比べてみた。
01:PANERAI|ラジオミール クアランタ
![PANERAI|ラジオミール クアランタ](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/52/52c48f21-08cb-47e6-96f4-fcd85a62a81e-800x1000.jpg)
名門の“小顔”モデルが接戦を制す!
¥913,000
イタリア海軍に精密機器を納入していたパネライがメゾン史上初めて作ったタイムピース「ラジオミール」。直径40㎜にモダナイズされた本作は、白いサンドイッチ文字盤にゴールドパーツが映える。
佐々木亨(アパレル):「想像以上に小ぶりでレトロ! パネライの印象が変わりました」
村上雄一(会社経営):「これまで自分が抱いていたイメージと実物は異なりました。控えめなサイズによるドレッシーな雰囲気が好印象。真っ先に手に取ってしまいました」
白石健太朗(バッグデザイナー):「数字の箇所を抜いてある文字盤や特徴的なリュウズ、そして思いのほか小さく見えるケースが愛らしいです。針のゴールドパーツもアクセントに。クラシカルな服装が好きな自分のスタイルにもぴったり合いそうです」
02:TUDOR|ペラゴス FXD クロノ “サイクリング”
![TUDOR|ペラゴス FXD クロノ “サイクリング”](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/e7/e7b66b48-c8d8-468c-bb48-3386479e82b8-800x1000.jpg)
最新素材による軽さに驚きの声!
¥740,300
プロダイバーズに位置する「ペラゴス」の限定モデルは、自前のチューダープロサイクリングチームのための特別な設計。軽量かつ強靱な100m防水でサイクリストを支援。
渡邉秀嗣(映像制作):「見た瞬間にビビッとくる格好よさがありました。普段はボーイズサイズを愛用していることもあって43㎜はどうかなと思いましたが、マットブラックなのでちょうどいい存在感ですね」
村上雄一(会社経営):「ブランドが打ち出す“挑戦”のイメージに合ったプロダクトに共感。とても軽くてつけやすく、モノトーンの装いにも合いそうです」
03:KING SEIKO|SDKS015
![KING SEIKO|SDKS015](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/22/22476b3e-cca0-4e1c-8687-326212adde6d-1000x800.jpg)
時を超えて復活した“昭和顔”がランクイン!
¥231,000
1961年に誕生した「キングセイコー」が、精神性はそのままに現代的に復活。磨かれたSSの輝きと優しい絹目ダイヤルの調和が、どこか懐かしさを感じさせる。搭載するムーブメントも優秀。
南谷誠(公認会計士):「今の時代にこれをつけると、スタイリッシュな格好で白いカローラに乗っているようなハズシになりそう。オン・オフでつけられる、さらりと無色透明なレトロデザインに惹かれます」
杉浦靖隆(会社員):「ブレスレットの作りや力強くとがった針の形状などのディテールに高級感があって美しい。エレガントだけど主張を感じる点が魅力」
04:LONGINES|ロンジン スピリット Zulu Time
![LONGINES|ロンジン スピリット Zulu Time](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/4c/4c007735-610a-4d9d-9d2d-48149a0d07e7-800x800.jpg)
¥624,800
創業地で変わらぬ時計作りを続けるロンジンは、ヴィンテージ好きからも人気。現代のエレガンスを混ぜたデザイン性と機能性でアップデートしたパイロットウォッチのGMTモデルは、チタンケースの立体的な佇まいも魅力的。
白石健太朗(バッグデザイナー):「くすんだチタンの質感が目立ちすぎず、腕馴染みが良好。そしてすごく軽いですね!」
鈴木大輔(会社員):「視認性のよい最新GMTというのがいいですね。リンドバーグが大西洋を横断した際に着用したブランドという歴史背景もツボです」
05:Maurice Lacroix|アイコン オートマティック
![Maurice Lacroix|アイコン オートマティック](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/33/339b8b8e-6d21-41d4-ae84-863a45e72db8-800x800.jpg)
¥346,500
’80年代の傑作「カリプソ」の意匠を、現代的なブレスレット一体型にリファインした人気作。エッジの立ったケースの仕上げやエンボスダイヤルが、質の高さを感じさせる。
仲元樹(会社員):「ずばり、今探しているタイプ! ステンレスのケースやブレスの作り込みの高さに加えて、収まりのよいサイズ感が自分好みです」
渡邉秀嗣(会社員):「サテン仕上げと鏡面仕上げのコントラストがカッコいい。モードな雰囲気も感じますね」
06:Sinn|EZM13.1
![Sinn|EZM13.1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/58/58799047-00af-42eb-b116-639f59b71c37-800x800.jpg)
¥803,000
視認性と機能性に全振りしたプロユースのドイツブランドによるダイバーズクロノグラフ。プッシャー類を左に配し着用感も考慮。独自の除湿機能や80,000A/mという高い耐磁性能で、過酷な環境でも耐えうるスペックを備える。
鈴木大輔(会社員):「ミリタリーウォッチが好きな自分には、使うシーンが想定された無駄のない佇まいが魅力。50気圧防水や高い耐磁性にも惹かれます」
杉浦靖隆(会社員):「分厚くて武骨なのに、リュウズが当たらずつけやすい。外装もマットで品がありますね」
07:ORIS|プロパイロットX キャリバー400
![ORIS|プロパイロットX キャリバー400](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/48/482da06a-6905-4742-98d8-0f5c85041bb5-800x800.jpg)
![ORIS|プロパイロットX キャリバー400 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/41/418c5092-88cf-43a1-803e-9abfc35eeef1-800x800.jpg)
¥731,500
スイスの山地ヘルシュタインで1904年に創業した独立系ブランド。モダンデザインのパイロットウォッチは、先進的なチタン加工技術が映える。10年間メンテナンス不要で高性能な自社開発キャリバー400を搭載。
白石健太朗(バッグデザイナー):「デロリアンのような近未来感のあるレトロデザインがいい。ブレスレットやバックルはつけ心地がよく、チタンケースゆえに軽い!」
鈴木大輔(会社員):「腕に溶け込みそうなほどシックな雰囲気! 立体的な造形や光の受けかたが美しいです」
08:TISSOT|PRX パワーマティック 80
![TISSOT|PRX パワーマティック 80](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/aa/aa2a571a-1cda-4556-a45a-0dd98f94d8f1-800x800.jpg)
¥107,800
1970年代に源流をもつ「PRX」が現代の技術で復活。エッジィなケース&ブレスの仕上げや、80時間駆動の機械式モデルに備わるエンボスダイヤルの立体感ゆえに、登場するやいなや一躍人気に。本作はトレンドであるグリーンダイヤルを採用。
仲元樹(会社員):「この仕上げで約10万円という圧倒的コスパ! 深いグリーンも素敵だし、立体的な文字盤もシンプルなスタイリングに映えそうです」
鈴木大輔(会社員):「簡潔でスポーティな見た目がいい。ビジネスシーンのスーツスタイルにもハマります」
09:MONTBLANC|アイスシー オートマティック デイト ブロンズモデル
![MONTBLANC|アイスシー オートマティック デイト ブロンズモデル](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/44/44ba8298-a1ef-4da7-8874-1e59ff28befb-800x800.jpg)
¥562,100
味わい深いブロンズケースと酸化処理による2色のアルミベゼルで、氷河に沈む夕日の色を表現した渋みのあるダイバーズ。伝統技法のグレイシャー模様のダイヤルがアクセントに。300m防水で頼もしい。
日巻功一朗(弁護士):「ブロンズの優しい雰囲気とヴィンテージ感が魅力。ゴールドアクセとも相性がよさそう」
杉浦靖隆(会社員):「落ち着いたトーンのブロンズは日焼けした肌にも馴染みがいいですね。セットアップスタイルなどのアクセントにも映えそうです」
10:EBERHARD|トラベルセトロ・ヴィトレ
![EBERHARD|トラベルセトロ・ヴィトレ](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/83/837ff2ac-c139-4e21-8610-b2adf8b9d5f9-800x800.jpg)
![EBERHARD|トラベルセトロ・ヴィトレ 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/e6/e6bde082-5251-49dc-9bdd-aa33cb7ca00e-800x800.jpg)
¥616,000
イタリアを代表するドレッサー、ジャンニ・アニエリが愛用した名機。懐中時計ベースの手巻きムーブメントを搭載した大ぶりなケースが特徴。バランスのとれたダイヤルも人気で、シースルーバックも美しい。
渡邉秀嗣(映像制作):「レトロな佇まいがジャケットやスラックスに合いそう。裏からのぞくムーブメントも美しい」
杉浦靖隆(会社員):「オンでもオフでもつけられる大人の時計。黒と白のモノトーンや手巻き式の機械、落ち着きのあるレザーストラップにも惹かれます」
11:CITIZEN Series 8|NB6030-59L
![CITIZEN Series 8|NB6030-59L](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/53/533cdc80-e17c-477d-a237-5af6d1fa1de0-800x800.jpg)
¥220,000
引き算の美学を謳う機械式時計コレクション「シリーズエイト」。GMT機能に必要な視認性の高いデイ&ナイトを分ける2色ベゼルや、凹凸あるダイヤルが特徴的。ツーピース構造のケースのエッジも美しい。
南谷誠(公認会計士):「仕上げの繊細さに日本の技術力を感じます。ディテールをよく見ると、ダイヤルやケース磨きなどがいい意味でヘンタイ的な一本」
日巻功一朗(弁護士):「ステンレスの圧倒的な存在感と、青と赤の配色がパンチ力十分。たくましい腕に合いそう」
12:NOMOS GLASHÜTTE|タンジェント 38 デイト 31 Colors
![NOMOS GLASHÜTTE|タンジェント 38 デイト 31 Colors](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/27/27a5c2af-4489-4598-ab42-5a0c92c0d709-800x800.jpg)
![NOMOS GLASHÜTTE|タンジェント 38 デイト 31 Colors 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/28/285aa904-914c-4ea5-85f3-aa60199cc77e-800x800.jpg)
¥385,000
ドイツの時計名産地グラスヒュッテで、実直な時計作りをするノモス。今季話題を呼んだのは、デイリーなつけ替えを楽しむべく用意された全31色展開のカラーウォッチ。本作「Zirkus」は淡いトリコロールが特徴。
白石健太朗(バッグデザイナー):「シンプルで薄いけど、色のデザインが効いていて難しくなさそう。夫婦で共用できそうなのは、購入のハードルが下がっていいですね」
渡辺賢史(会社員):「圧倒的な薄さと軽さで洒落感も十分。カラバリが豊富ということでほかの色も気になります」
13:BAUME&MERCIER|リビエラ 10769
![BAUME&MERCIER|リビエラ 10769](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/6a/6a8f7410-a8ed-49a5-a7d7-64a2cb458105-800x800.jpg)
¥693,000
12角形ベゼルが特徴の名作「リビエラ」が、ブルーのスモークダイヤルを纏って進化。ゴールドと組み合わさり、海洋リゾートさながらの気品も漂う。正面からほのかに透けるのは、5日巻きの自社製ボーマティックムーブメント。
仲元樹(会社員):「リビエラの名のとおり、リゾート感とゴージャスさをブルーとゴールドのコンビから感じます」
谷岡悠一郎(会社経営):「初めて知ったブランドですが、とても格好いい。ほかとかぶらない個性も魅力です。50年以上というリビエラの歴史も興味があります」
14:HAMILTON|カーキ フィールド マーフ 38㎜
![HAMILTON|カーキ フィールド マーフ 38㎜](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/cf/cfa6d387-bba8-4e91-9617-c32bb5b5856d-800x800.jpg)
¥148,500
映画『インターステラー』の主人公、マーフが着用した時計がモチーフの38㎜版にブレスレットモデルが登場。ベージュ夜光の黒ダイヤルとヴィンテージデザインの針がシックだ。
鈴木大輔(会社員):「クリストファー・ノーランが好きなので、無条件に反応しちゃいます。主張が適度でいい」
白石健太朗(バッグデザイナー):「ハミルトンの『キング オート』を所有してますが、それよりやや小ぶりのサイズ。このクオリティで10万円台なのもいい感じです」
15:RAYMOND WEIL|ミレジム スモールセコンド
![RAYMOND WEIL|ミレジム スモールセコンド](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/8d/8d0249f7-148f-4c03-ae72-105637c03d0f-800x800.jpg)
¥341,000
権威あるジュネーブ時計グランプリ2023のチャレンジ部門を受賞した本作。1930年代に流行したセクターダイヤルを現代的にデザイン。手頃な価格も含めて人気急上昇中のモデルだ。
杉浦靖隆(会社員):「アンティーク調の雰囲気と、ダイヤルカラーに合ったグレーのストラップがしゃれています」
渡辺賢史(会社員):「まるでメゾンブランドが作ったよう。品がよく、シャープなデザインと、ヴィンテージ感もいい具合。裏スケルトンという意外性も○」
16:TAG Heuer|タグ・ホイヤー アクアレーサープロフェッショナル300
![TAG Heuer|タグ・ホイヤー アクアレーサープロフェッショナル300](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/9c/9cf0b9cf-a31e-44cd-a971-53b6c45d4200-800x800.jpg)
![TAG Heuer|タグ・ホイヤー アクアレーサープロフェッショナル300 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/38/3840a912-fa38-4738-8c5f-25c3be4413f7-800x800.jpg)
¥500,500
プロフェッショナルダイバーズのタフさはそのままに、波模様のダイヤルやセラミックベゼルなどでモダンに進化。COSCという精度認証を受けた高性能ムーブメントを搭載。
日巻功一朗(弁護士):「300m防水というハイスペックに惹かれる。実際潜らなくても身につけているだけで満足」
南谷誠(公認会計士):「実寸より控えめに感じるダイバーズって珍しい。潜水士が描かれた裏蓋に強い男の印象をもちました。運動会や公園でもつけたい!」
17:BELL & ROSS|BR-05 グレースティール
![BELL & ROSS|BR-05 グレースティール](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/df/dfd50199-a93a-4158-ae77-9813a8fa2889-800x800.jpg)
¥759,000
ファッション好きからも支持されるベル&ロスが送る、アーバン向けデザインの「BR-05」シリーズ。ブレスレット一体型のケースを磨き分け、ステンレスの輝きを強調。グレーの文字盤は見た目の統一感も見事。
仲元樹(会社員):「角型でも程よいサイズ感。探しているステンレス系ですが、自分が所有しているラインナップとは全然違っていて気になります」
渡邉秀嗣(映像制作):「ファーストインプレッションでかわいい!と感じました。落ち着いたトーンも好みです」
18:G-SHOCK|MRG-B2100B-1AJR
![G-SHOCK|MRG-B2100B-1AJR](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/3d/3d6e1043-6662-48bc-970b-e8186b94c247-800x800.jpg)
¥649,000
「MR-G」に八角形ベゼルのB2100シリーズが追加。硬くて美しい新素材コバリオンのベゼルやチタンを用いた部品で構成。伝統工芸「木組」に着想を得たダイヤルで和の美を表現。
渡邉秀嗣(映像制作):「いわゆる“スピードモデル”の印象が強いG-SHOCKですが、進化を遂げている点に驚き。日本の美意識を大事にしていると感じます」
谷岡悠一郎(会社経営):「腕にのせたら驚くほど軽い。いい時計=重いという概念を超えた面白さを感じました」