センスやこだわりをさりげなく主張できる腕時計。パテック フィリップから、ティファニー、チューダーまで、UOMOエディターの愛用する「一生もの」をご紹介します。
01:TUDOR|オイスターデイト
入社記念の一本、チューダーの通称”デカバラ”
昔から何かと花柄や刺繍などフェミニンなアイテムが好き。だからか一本目の良い時計を買いたいと思ったときに手にしたのは、大きなバラの紋章が特徴であるチューダーの通称“デカバラ”シリーズでした。
「チュードルのヴィンテージを選ぶとはシブいね」とお仕事でご一緒させていただく方に言われることもありますが、時計のなんたるかを知らない20代の私。昔から聴いているJ-WAVEの番組のスポンサーがチューダーで耳馴染みがあり、おのずと気になっていたのかもしれません。この時計が製作された当時のチューダーは、メタルブレス・リューズ・オイスターケースは全てロレックス製。この王冠マークに安心してしまうのも若さ故なのは否めません。
毎日左腕を見るとニヤけてしまうくらいには気に入っている腕時計。「いつかは現行品を!」と思いながら、これからも仕事を頑張ろうと思えます。私の熱意が伝わったのか、この動画を撮影したカメラマンの木嶋さんがピントの当て方や秒針の動きをこだわってくださったので、是非何度でも観てください!
2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。
02:PATEK PHILIPPE|カラトラバ3520
大学の試験で、運命の時計との出会い
大学一年生のときの前期試験。その日の会場は時計がないとのことで、自前で用意する必要があった。当時は腕時計をしていなかったので家族のものを借りようと自宅を物色していると、父親がいつも鍵やら財布やら置いていた一角に腕時計が残されていたので、これ幸いと拝借。父は海外出張中で、出張に持っていってないということは、大した時計ではないのだろうと思っていた。
2週間ほど経ったある日、帰国した父が何やら騒いでいた。「時計がない」、と。そうだ、試験で使った後、そのままバッグの中に入れっぱなしにしてたんだっけ。ごめんごめん、と時計を差し出すと、父は脱力。この時初めて、「PATEK PHILLIPE」という時計メーカーがあることを知ったのだった。
1994年、父が香港赴任中に現地で購入した「カラトラバ3520」は32mm径で極薄。イエローゴールドとダークブラウンのレザーベルトの相性もいい。昨年、半ば無理やり自分のものにさせてもらった。対外的には「親父の形見」ということにしているが、父は今も元気に生きています。
身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。
03:Tiffany & Co.|ダイバーズウォッチ
このゴツさ、ホントにティファニー?
古くは言わずと知れたロレックスとのダブルネームにはじまり、今もオリジナルに加え、時計ブランドとのコラボも取り組んでいるティファニー。1990年代前半に作られたこちらのダイバーズウォッチは、そうした高級腕時計ともまた一線を画し、よりカジュアルなアクセサリー感覚で楽しめる。
38mmも展開があったが、私が買ったのは32mmのレディース(ボーイズとも呼べる)。クォーツでベゼルも回転しない(お飾り)という、時計のうるさがたからは怒られそうな仕様だけれど、本格的なダイバーズの佇まいでいて、この冗談みたいな感じが気に入っている。
ケースのサイズに対して竜頭が大きいのも、アンバランスでかわいらしい。ちなみにオリジナルのラバーバンドは割れてしまい、泣く泣く別のものに。
クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。