2019.09.08

勝負の日の手元はこれで飾る! 「二針」時計の名作2選

時計は大人の嗜み。中でも極上の二針モデルは人生の節目を飾ってくれる特別なのだ。狙うならこの名作2本!

時計業界には「針は少ないほど上質である」という格言がある。もちろん超複雑時計には針がたくさんあるが、いかにも“すごいだろ”というこれ見よがしな面も。その点、引き算の美学から生まれるシンプルウォッチは、ごまかしがきかないぶん、時計そのものの質が問われるのだ。

中でも極上とされるのが「二針モデル」。究極のシンプリシティであり、装いさえも格上げしてくれる。ヴァシュロン・コンスタンタンのような直球クラシックなら、ビジネスシーンが似合う。大切なプレゼンのときなどに合わせれば、言葉にも重みが表れるかもしれない。時計が真面目なので、スーツは生地感で遊んでみると好バランスだ。一方カルティエは、色気があるので特別なディナーやパーティに向いている。コーデュロイ生地のセットアップにマスタードカラーのニットを合わせれば、かしこまりすぎないし、時計のエレガンスをうまく取り込める。

勝負の日の手元はこれで飾る! 「二針」時の画像_1
勝負の日の手元はこれで飾る! 「二針」時の画像_2

やわらかなフォルムで知性を演出

VACHERON CONSTANTIN 「パトリモニー・マニュアルワインディング」

スイス時計の中心地ジュネーブの最古参ブランド。創業から現在まで、美しい時計作りに邁進してきた同社の“遺産”のような時計で、ラウンドケースはやわらかなカーブを描く。ケースはやや大型なので、手元でさり気なく主張する。伝統と品質の証しである「ジュネーブ・シール」も取得済み。手巻き。18KPG。ケース径40㎜。¥1,990,000/ヴァシュロン・コンスタンタン


スーツ¥136,000/ラルディーニ・シャツ¥36,000/ラボラトリオナポレターノ(ともにビームス 六本木ヒルズ) タイ¥10,000/ニッキー(ユナイテッドアローズ 原宿本店)


勝負の日の手元はこれで飾る! 「二針」時の画像_3
勝負の日の手元はこれで飾る! 「二針」時の画像_4

パリの伊達男が愛した時計

CARTIER「サントス デュモン」

サントス=デュモンのために、ルイ・カルティエが1904年に製作した角形時計は、世界で初めての実用的な紳士用腕時計だった。その後「サントス」として発売され、伊達男のアイコンに。新作の二針モデルなら、初期の華やかな雰囲気を楽しめる。クオーツ。18KPG。ケースサイズ43.5㎜×31.4㎜。¥1,280,000/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)


ジャケット¥45,000・パンツ¥34,000/エンジニアド ガーメンツ(ネペンテス) ニット¥25,000/グランサッソ(ビームス 六本木ヒルズ) メガネ¥34,000/アイヴァン(アイヴァン PR)


アイヴァン PR TEL:03-6450-5300
ヴァシュロン・コンスタンタン TEL:0120-63-1755
カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-301-757
ネペンテス TEL:03-3400-7227
ビームス 六本木ヒルズ TEL:03-5775-1623
ユナイテッドアローズ 原宿本店 TEL:03-3479-8180

Photos:Daisuke Mizushima[D-CORD](Model) Yoshio Kato(Still)
Hair&Make-up:Chika Kimura[tsujimanagement]
Stylist:Tatsuou Sakai
Models:Kouichi Kosse Ben
Composition&Text:Tetsuo Shinoda

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