カルティエの傑作ウォッチ「タンク」は今年100周年を迎え、再び表舞台に帰ってきた。ドレスシャツの袖口にスマートに収まるし、角型のケースデザインには主張があるので、カジュアルな服装にも合わせやすい。そんなタンクという名作を、さらりとつける…。それが40歳男子にとっての“大人への通行手形”なのだ。
タンク ルイ カルティエ LM 100年の歴史を受け継いだ タンクの王道モデル
ポップカルチャーの生みの親であるアンディ・ウォーホルもタンキスト。彼はタンクのフォルムを愛し、ぜんまいを巻いたことはなかったとか。もしも彼が生きていたなら、きっと「タンクルイカルティエ」LMを選ぶだろう。アール・デコ様式を取り入れたバランスのよいプロポーションには、100年の伝統が染み込んでいる。手巻き。18KPGケース。ケースサイズ33.7㎜×25.5㎜。¥1,350,000/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
タンク アメリカン LM 男の手元を輝かせる 力強き派生モデル
プロボクサーのモハメド・アリが、強靱な肉体にタンクを合わせることを好んだのは、そのギャップにエレガンスを感じたからだろう。アリをイメージして時計で自己表現を行うなら、「タンクアメリカン」LMモデルが最適だ。縦方向に伸びたことでボリュームを増したが、針とストラップの色を合わせるなど、こまやかなテクニックが光る。自動巻き。SSケース。ケースサイズ45.1㎜×26.6㎜。¥617,500/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
※文中すべて、SS=ステンレススチール、PG=ピンクゴールドの略です。
カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-301-757
Photos:Masahiro Okamura[CROSSOVER]
Illustration:Yu Masuko
Composition&Text:Tetsuo Shinoda
Illustration:Yu Masuko
Composition&Text:Tetsuo Shinoda