昨年に引き続き、時計好きのリヒトがスイス・ジュネーブで開催された新作時計の発表会イベント「S.I.H.H.」を訪問した。最新の時計トレンドと、大人が持つべき“時計の正解”を学んだリヒトがオススメする5本を紹介しよう。
「S.I.H.H.」とは?
国際都市ジュネーブにて行われる「Salon International de la Haute Horlogerie(S.I.H.H.)」は、ジャーナリストやリテーラーなど招待客のみが入場を許される。参加ブランドはカルティエやヴァシュロン・コンスタンタン、A.ランゲ&ゾーネといった超一流マニュファクチュールが中心。さらにジュネーブを起点に活動する小規模ながら実力派も参加しており、美しさと技術の両面で究極の時計に出会えるのだ。
視野が広がり、時計の奥深さを知る
今年も「S.I.H.H.」にやってきたリヒト。2年目なので、時計を見る目にも変化が生まれたようだ。
「つい自分が使いたい、あるいはファッション的な目線だけで時計を見てしまいますが、ギミックを凝らした時計にたくさん触れたことで、その価値や面白さに気づきました。超高級時計はスーパーカーと同じで、実用性とか使い勝手とは別のところに価値があって、それを楽しむものなんですね」
贅沢な時計はほとんどが受注生産なので、店頭に並ぶことはない。つまり時計の最高峰はジュネーブでしか見ることができないのだ。
「いろいろなジャンルの時計を見たことで、あらためて自分の好みの時計がわかりました。僕はやっぱりシルバー系のシンプルなデザインの時計が好き」
さらに感度を高めたリヒトは、ますます時計の世界へとのめり込んでいくのだった。
カルティエ サントス デュモン
1904年に誕生した角形時計を継承した、二針ノンデイトのドレスウォッチ。ケースはかなり薄型。クオーツ。SS。ケースサイズ43.5㎜×31.4㎜。4月発売予定。¥397,500(予価)/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
ヴァシュロン・コンスタンタン パトリモニー・マニュアルワインディング
人気のドレスウォッチの新色。深みのある「マジェスティックブルー」と艶やかなゴールドの組み合わせで、ドレスアップを楽しむ小物に。手巻き。18KPG。ケース径40㎜。6月発売予定。¥2,100,000(予価)/ヴァシュロン・コンスタンタン
ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・デイト
40㎜径の現行モデルから1㎜サイズダウンし、さらにカレンダーやインデックスも修正。知的な印象がさらに強まったことで、ドレスアップに最適。自動巻き。SS。ケース径39㎜。今春発売予定。¥830,000(予価)/ジャガー・ルクルト
A.ランゲ&ゾーネ ランゲ1 “25th アニバーサリー”
アイコンウォッチが25周年。ブルーを基調にしたインデックスや社屋を彫り込んだ開閉式の裏蓋など、ほかにはない仕掛けがある。手巻き。18KWG。ケース径38.5㎜。4月以降発売予定。世界限定250本。¥4,890,000(予価)/A.ランゲ&ゾーネ
IWC パイロット・ウォッチ・オートマティック・スピットファイア
第二次世界大戦時に活躍した戦闘機スピットファイアの名を冠したモデルで、ベージュの夜光塗料やカーキグリーンのストラップ、マットなダイヤルで味わいを加える。自動巻き。SS。ケース径39㎜。4月発売予定。¥530,000(予価)/IWC
ヴァシュロン・コンスタンタン TEL:0120-63-1755
A.ランゲ&ゾーネ TEL:03-4461-8080
カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-301-757
ジャガー・ルクルト TEL:0120-79-1833
Model:Rihito[UOMO Model]
Composition&Text:Tetsuo Shinoda
Movie Edit:KARIN