新しい年の新しい時間を刻むなら、新しい時計で。ということで、腕時計版の「試着フェス」を開催。いつもの服に馴染んで見えるか、知的な印象を与えるかなど、文化系男子ならではの視点で、時計&服好きの6人が新作から定番までをじっくりと試してみた。
Cartier
かつてのクロノグラフは医師や将校といった知識階級が好んで使う時計であり、ドレッシーでエレガントなデザインであるのが普通だった。このモデルはそんなクロノグラフの原点を思わせる優美な雰囲気。計測目盛りのタキメーターを排除するなど細部まで上質な空気感を保っている。「ドレスなクロノグラフで、しかもカルティエ。完璧です」と称賛の声多数。自動巻き。SS。ケース径40㎜。¥1,174,800/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
藤村雅史(アートディレクター)
懐中時計のようなコロンとしたデザインが好き。おしゃれな時計だよね。
名知正登(エディター・ライター)
ジュエラーならではの品のよさがあるクロノグラフですね。カルティエといえば角型が人気ですが、あえて丸型なのもいい。針とインデックスの大小のバランスも、よく考えられています。
水澗航(ENKEL/STUDIO FABWORK 主宰)
流線形のケースにボタンが一つ。時計には見えない、スペースエイジなデザインは懐かしいけど大好きです。
Photos:Teppei Hoshida
Stylist:Yuta Fukazawa
Composition&Text:Tetsuo Shinoda