身に着けるアクセは時計と眼鏡だけ!
「ロレックスといえばスポーツモデルだと思うのですが、自分は径が大きい時計が苦手。最低でも38mmくらいですが、デイトジャスト サンダーバードは36mm。ちょうど自分にしっくりくるサイズだったので購入しました。この時計は1972年製。サンダーバードといわれるモデルで、回転ベゼル仕様なんです。ドレスとスポーツの要素が混ざっている点に惹かれました。ベゼルがホワイトゴールドだったり、文字盤に金などの貴金属が使用されているシグマダイヤルだったり。ヴィンテージウォッチは文字盤の日焼けなどアジが出ているものも多いのですが、見た目以上にキレイだったので、1本ぐらいこういったモデルも持っておきたいというのも購入の後押しになりました」
「品があってスポーティな見た目なので、スーツにも合うしヴィンテージのGジャンにも合う。特にヴィンテージと合わせるとそれらを格上げしてくれるオーラがあって、お気に入りのポイントです。ほかにも数本持っていますが、やはりヴィンテージが多く、ロレックスのオイスターパー ペチュアルの1968年モデル、チューダーの33mmのミニサブマリーナー、そしてカルティエのタンク(クォーツ)です。人生で最初に購入した高級時計は、オメガのスピードマスター プロフェッショナル。ケース径が42mmほどあってしっくりこなかったのですが」
「次に狙っている時計は、かなりマニアックにはなりますが、大塚ローテックの機械式時計7.5号というモデル。抽選販売しかししていなくて、気軽に購入することができないんです(笑)。径も40mmくらいあると思うのですが…。せっかくなら日本製の時計も欲しいので、少し変化球ですけど個性のあるものがいいと考えています。自分はリングやバングルなどのアクセサリーはしないと決めているので、唯一着けられるのが時計とメガネだけ。昔はネイティブジュエリーをジャラジャラつけていましたが、子供が生まれてから億劫に。今後もアクセは時計と眼鏡だけと決めてこだわっていきたいです(笑)」
パンツ専業ブランド、ニートの旗艦店となるニートハウスの店長。一時期はヴィンテージが揃う眼鏡店で働いたこともあり、現在は再び1940~50年代のフレンチヴィンテージのアイウェアにハマって収集中。所有する時計もヴィンテージが多い。
Photos: Yumi Yamasaki
Text: Yasuyuki Ushijima