Watch SNAP 30

09
ロレックスのオイスターロイヤル
2024.04.13
最終更新日:2024.04.13

ロレックスのオイスターロイヤル

高橋正典さん/スタイリスト

車の運転に干渉しないサイズが欲しかった

高橋正典さん/スタイリスト

「2年ほど前から、小さめの時計を探していました。すでにロレックスのエアキングは持っていたので、今度はスピードキングを買おうと思って神宮前にある『ワンミニッツギャラリー』に行ったら、スピードキングは自分の腕には小さすぎた。そこでいくつか試したところ、1950年代に作られた31mmのオイスターロイヤルがよかったんです。その場で、実はオイスターロイヤルの文字盤の配列はエクスプローラーⅠと同じだと教わり、俄然興味が湧いてしまって(笑)。エクスプローラーⅠは自分のキャラではないけど、このオイスターロイヤルの意匠がエクスプローラーⅠに脈々と息づいていることが面白いですよね」

ロレックスのオイスターロイヤル
ロレックスのオイスターロイヤル
1930年代~1960年代まで生産されていた「Royal」というロイヤル銘がついたモデル。12時位置のクラウンインデックス、そして3.6.9時位置のみ数字で、他はバーインデックスというデザインはエクスプローラーⅠにも引き継がれた。高橋さんはアンティークのNATOベルトに替えてアレンジしている。

「仕事柄、リースでクルマを運転するので、ケースサイズが大きいとハンドルを握るときに手の甲に干渉してくるのが嫌なので、最近は小ぶりなケースサイズを好んでつけます。このオイスターロイヤルは最初クロコのレザーベルトが付属していたのですが、ナイロンのNATOベルトに換えました。この個体は手巻きです。巻くのは少し面倒ですが、手間をかけている感じがたまらない。パーカなどあまりアクティブすぎないスタイルの時に着けるようにしています。ナイロンのシェルを着るときは逆にステンレスのベルトのモデルを着けるように、自分の中で使い分けしています」

ロレックスのオイスターロイヤル

「次に狙っているのは、同じロレックスでもドレス顔で知られるチェリーニのスクエアケース。スクエアをつけるにしても、自分のキャラはタンクでもないし、オーバルのパテックでもない(笑)。自分が歳を重ねたときに1本は持っていたいのがチェリーニなんです」

スタイリスト
高橋正典さん

1988年生まれ。大学卒業後、壽村太一氏のアシスタントを経て2017年に独立。UOMOをはじめファッションメディアや広告などで幅広く活躍中。

Photos: Yumi Yamasaki
Text: Yasuyuki Ushijima

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