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ブランパンのフィフティファゾムス
2024.07.16

ブランパンのフィフティファゾムス

藤村雅史さん/アートディレクター

ダイバーズの始祖らしいつくりが魅力

藤村雅史さん/アートディレクター

「海で遊ぶことが多くスキューバダイビングもやっていたので、時計はダイバーズが好き。実際に釣りや素潜りをする際に防水性と耐久性があるダイバーズウォッチが必要で、購入したのがきっかけでした。中でもブランパンはダイバーズの始祖。ケースバックの密閉システムや逆回転防止ベゼルなどの起源がフィフティファゾムスにあったというエピソードに惹かれて購入しました。フェイスが大きく(42mm)かなり分厚いので最初は慣れませんでしたが、今となってはダイバーズらしいこの存在感が好きです」

ブランパンのフィフティファゾムス

「もちろん街用としても使ってきました。今日のようなシンプルな格好に合わせてもサマになるので、幅広いスタイルに合うのもお気に入りのポイント。最近はあまり海に行かなくなったため、これからは機能ではなくデザインにも注目した時計選びがしてみたい。ドレスウォッチもいいですが、フェイスが大きい重厚感のある時計に慣れていると違和感がありそう(笑)。山に別荘を構えた関係もあって、これからは山でのアクティビティにも挑戦してみようと思っています。そうすると時計はかなりヘビーデューティにならざるを得ないのかなぁ…なんていろいろ妄想をしながら物色しているところです」

ブランパンのフィフティファゾムス
ブランパンのフィフティファゾムス
2003年にフィフティファゾムスの誕生50周年記念で復刻したモデル。42mmのケースに厚みも相まってタフな雰囲気。ベルトは防水加工が施されたセイルキャンバスを採用しており、海でのアクティビティにはもってこい。ちなみに「ファゾムス」は航海者やダイバーが水深を測る際に使用されていた単位。1ファゾムは約1.83mに相当し、約91mの浸水まで耐えられる計算になる。

「と、山での生活を考えながらも、実際に欲しいのはフィフティファゾムスの70周年記念モデル。ベルトがNATOストラップになっているのが新鮮で。ベルトが変わるだけで着こなしの幅も広がりそうですよね。自分の持っている時計もセイルキャンバス素材なのですが、本気で潜るシーンでは使っていなかったので、耐久性などの面は問題ないのか試してみたい気はします。結局、ブランパンから離れられない運命なのかもしれない(笑)」

アートディレクター
藤村雅史さん

UOMOのアートディレクションを務め、本誌企画にもたびたび登場。洋服、時計、クルマなどに幅広く精通しており、最新のものを好む。長年通った海から離れ、近年は森の中でカフェと焙煎所をオープンしたいという理由から、山に別荘を建築中。

Photos: Yumi Yamasaki
Text: Yasuyuki Ushijima



最終更新日:2024.07.16

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