ショート丈とゆったり身幅が自分好み
「春先用にショートアウターが欲しいなと思っていたときに出会ったカバーオール。UOMO4月号の企画で京都にあるT.Tの旗艦店に行ったときに即買いしちゃいました。東京には直営店舗がないので、T.Tのアイテムをフルで見ることができるこの機会を逃しちゃいけないと、たくさんの商品を試着したんですけど、このカバーオールがまさに今の気分で。黒染めの色合いといいサイズといい、自分が求めていたものを見つけたって感じです。本来のブランドコンセプトを考えるとジャストで着るのがT.T流。でも、ゆったりめに着るのが好きなのでワンサイズ上げました」
「アイテムだけで見たときと着用時で印象がかなり異なるのがこのカバーオール。身幅がたっぷりとってあって、腕の付け根はすごく太い。そしてカバーオールにしては丈が短めにできている。絶妙なんですよ。肩の落ち具合といい、横から見たきれいな膨らみのフォルムといい、ショートアウターでこのシルエットを出せるのはなかなかないんじゃないかと。春先に着たいのでカラーも重要。真っ黒だと重い印象になるところを、フェード感のある黒染めの色味で軽やかに仕上げているのも◎」
カバーオール:T.T
タートルネックニット:BODHI
スラックス:The Row
シューズ:Le Yucca’s
キャップ:TOTEME
「カバーオールを品よくきれいに着たかったので、合わせるアイテムはスラックスや革靴をセレクトし、ブラック系のワントーンでまとめました。もう少し軽やかさを出すなら、薄いピンクのシャツを合わせるのも可愛いと思います。でも、ゆったりしたシルエットは変えずにいきたい。近年、太めから細めにシフトしてきているけど、僕自身はあまり細いものは好みでなくて。デニムでもスラックスでも太めがいい。でも、ただ大きければいいわけでなく、だらしなく見えない自分のベストなゆるさがわかってきました。それでいうと、このカバーオールはドンズバのシルエットです」
Interview&Text:Mayu Yamamoto
最終更新日:2024.05.21