天邪鬼な自分にとって理想的なフットボールシューズ
「数年前からアディダスのサンバが流行していて、屋内用のフットボールシューズは昨今のファッションと相性がいい。ただ、天邪鬼な自分はそのままサンバを購入することが出来なかったので、自分なりにベストな屋内フットボールシューズを探していました。購入したのはイタリアのスポーツブランドであるロットのSTADIOというモデル。スポーティでありながら、黒とグリーンの配色やトゥにかけてのシャープなフォルムは微かにイタリアらしさを感じる。スラックスなどの品の良いアイテムと合わせるとアクセントになって面白い。UOMO世代の方なら、数々のスタープレイヤーが着用していた姿が焼き付いているのではないでしょうか。ルート・フリット、デメトリオ・アルベルティーニ、アンドリー・シェフチェンコ、カフー、クラレンス・セードルフなど、今思い返すとACミランの選手が多いですね。ミラニスタではありませんが、こういう背景があると自然と気分が上がります」
「ネオングリーンのロゴが特にお気に入りです。90年代〜00年代に流行ったブロークコアがここ数年リバイバルブームによって注目を浴びていますが、古着のフットボールユニフォームに合わせるスタイルとも相性は良さそうです」
スニーカー:LOTTO
パーカ:Cale
レザーシャツ:Cale
トラウザーズ:Cale
キャップ:BURBERRY
アイウェア:Jacques Durand
ソックス:John Lobb
「ワンマイルコーディネート的なムードに少しツイストを効かせたいなと。ジャカードが印象的なパーカーに、インナーはカルのレザーシャツを合わせています。ジョンロブのソックスを合わせたところが最大の自己満足ポイントです」
2018年春夏から「Cale」のディレクター。ファッションのみならず、音楽やアートに精通し、ギャラリーディレクターとしても活動している。
Interview&Text:Kohei Horikomi