趣味を普段着にも落とし込みたい
「自分にとってサッカーは唯一の趣味。友人とチームを組んでプレイしたり、観戦するのも大好きで、特にイングランドのプレミアリーグのチームであるリヴァプールの大ファン。かれこれ10年ほど応援しています。リーグが開幕すると気分が上がる。気分転換にもなるので、寝る間を惜しんでみちゃうこともしばしば(笑)。仲間と実際にボールを蹴る際のウェアはもちろんリヴァプールですが、日常的に着られるアイテムが出たときも買うようにしています。今回ライバルチームのアーセナルを応援する友人から、本国のクラブハウスで販売されている’47のオフィシャルモデルのキャップが日本でも販売されるとの連絡が入り、調べてみるとすでに発売中。リヴァプールのものもあったので、後日お店で購入しました。『’47 クリーンナップ』は自分の頭に一番フィットする形。すでに無地で2色持っていたので、今回はロゴがワンポイントのものをネイビーとブラックの2色買ってしまいました」
「ウォッシュド加工されたネイビーの色味はややグレーに近い印象なので、合わせる色を選ばないのが気に入っています。このモデル特有の深めのフィットでありながら、比較的コンパクトなパネルと、ストイックなカーブのブリムと8本のステッチも好きです。被り心地も良く、生地の厚みもちょうど良い。ブラックはほかの色と比べて少し硬めですが、使っていけば馴染んでいくので、それも楽しみです。あとはなんといっても、リヴァプールの象徴的な『ライバーバード』はファンにとってはうれしいデザイン。普段着にも着られるよう控えめな見た目がさらにいい」
キャップ:’47
ポロシャツ:FRED PERRY for JOURNAL STANDARD
カーディガン:John Smedley
パンツ:FOLL
バングル:HERMÉS
リング:MAISON KANOKOGI
腕時計:Cartier
シューズ:The Row
「ネイビーのワントーンで合わせ、朝晩の気温が少し下がってきたのでカーディガンを肩に巻いて温度調節もできるようにしました。まだまだ湿気が多く、髪もまとまりづらいので、キャップは重宝します。朝は被らず、夕方から被る日も。ラフになり過ぎないようスニーカーを避け、ブラウンの革靴で引き締めました」
2020年にベイクルーズ入社。2020年秋冬からプライベートブランド「FOLL」を立ち上げる。現在では、数々のジャーナルスタンダードの別注企画にも携わる。
Interview&Text:Kohei Horikomi