ゴリッとした古着っぽい生地にヤラレました
「ウールサージ、通称“ガリサージ”で仕立てられたシャツブルゾンとスラックスのセットアップ。昭和感満載というか、ドイツ人写真家のアウグスト・ザンダーの作品集に出てくる人が着てそうな生地の雰囲気にやられました。軽くてしなやかな生地が主流の中、今あえてこのゴリゴリな生地を着ているのが良いなと思っています。たくさん着ることでいい味が出てくる。育てる楽しみもありそうですね」
「古着にありそうな生地ですが、縫製はとてもきれい。そのギャップが面白い。シャツジャケットの腰部分の細い箱ポケットを見ても仕立ての良さがよくわかります。あと、パンツの内側にドローコードが付いているのも、ウエストが細い自分にとっては高ポイントです」
シャツブルゾン:TOHNAI
シャツ:TOHNAI
パンツ:TOHNAI
メガネ:GERNOT LINDNER
シューズ:F LLI.GIACOMETTI
「セットアップを活かすよう極力シンプルに。インナーはオックスフォードを持ってくるとかなり野暮ったくなってしまうので、光沢のあるキュプラを使用したシャツを合わせました。また、セットアップを着る際によく陥ってしまう“気合い入れすぎ”にならないよう、季節は秋冬に向かってますが、あえてサンダルを素足で。最近は、違った季節のアイテムをミックスするのにハマっています。なので今回は、ウールのセットアップ×サンダルに挑戦しました」
Interview&Text:Mayu Yamamoto
最終更新日:2024.11.07
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