派手だけど自然と馴染む柄シャツ
「ユーゲンの展示会でひときわ目立っていたバンドカラーシャツ。手描きのようなグラフィカルな柄と、1920年代のフレンチイブニングシャツをベースに再構築したパターンに惹かれて購入を即決。少し派手かなと思ったのですが、着てみるとどんなパンツにも自然と馴染んでくれるんです。ユーゲンの柄シャツの魅力ってエレガントさだと思っていて。デザイナーの小山雅人さんが考える“日本人が持つ美意識”が随所に織り込まれているんですよね。派手な中にも気品がある、そんなこの一枚が今季買ったシャツの中で一番のお気に入りです」
「イタリアの高級ドレスシャツの生地メーカーによる柔らかみのあるコットンを使用しているところもいい。パリッとした生地に、がっつりプリントされているようなシャツだとモードになり過ぎてしまうというか…。落ち感のある柔らかい素材に、グラフィカルな柄を合わせることで品良く仕上がっているんだと思います。カーキのミリタリーパンツなどを合わせて、無骨に着こなすのも良さそうです」
シャツ:HEUGN
パンツ:I am dork
シューズ:Post Production
サングラス:guepard
「『柄アイテムと合わせるものはシンプルに』が鉄則。ムラのあるベージュカラーがいい塩梅のワイドチノに、足もとはレザーのメッシュの編み込みが軽やかなパンプスを選択。このシャツならボトムスは暗めのカラーも合いますが、明るいカラーでリラックスムードを出すのが今の気分。初夏なので、リゾートっぽさも意識しています。秋冬なら黒やネイビーなどのセットアップに、タックインしてドレスっぽく着こなしたい。季節によって着方を変えて楽しめるので、オールシーズン活躍してくれそうです」
Interview&Text:Mayu Yamamoto