見つけた瞬間、恋に落ちました
「大阪に行くと必ず立ち寄る大好きな古着屋LEYLINEで出会ったブルゾン。スラックスかジャケットが欲しいなぁといろいろ見終えた頃、『こんなのもありますよ』と出されて、見た瞬間に連れて帰ると心に決めました。恋に落ちる瞬間ってこんな感じなんでしょうね。久しぶりに抱いた一目惚れの感情は、ピンクの派手さではなく、ストライプの線やファスナー、リブなど各所に配された白とのバランスが決め手。可愛くもいやらしくもならない絶妙な塩梅で、40歳間近の自分でも難なく着られちゃうことは想像に難くなかったです。70年代のフレラコ(フランス製ラコステ)ということにもグッときました」
「いろんなスタイリングを試したいとワクワクしてます。ワントーンで組んだら何でもハマると思うので、それを全部やってみたいですね(笑)。グレーのワントーンとピンクの合わせは、最高に好きな組み合わせなので、まずはそれから。あとはスーツやセットアップのジャケットの上に羽織って、ドレスを崩すのにも使ってみたい。肩がけスタイルにも重宝すると思うので、単調になりがちな春夏の装いに活躍させたいです」
ブルゾン:70s LACOSTE
インナー:FilMelange
パンツ:90s Military of Germany
シューズ:70s adidas Lady Smith
ベルト:CLASS
アクセサリー:HERMÈS、18K
「このブルゾンの最も好きな白の部分を活かすために、オールホワイトでまとめました。インナーはタンクトップをセレクト。ブルゾンの内側がパイル地なので、素肌に付いてもベタつかず、不快さがないのもいいんですよね。足もとには、70年代に作られたフランス製のスタンスミスのレディースモデルを。定番のスタンスミスよりちょっと細めなので、全体をシャープに引き締めてくれます。このシューズもブルゾンもテニス用のアイテム。もしかしたら70年代当時、私と同じ合わせ方をした人がいたかも…という想いを馳せて組んでみました」
Interview&Text:Mayu Yamamoto