リラックスして着られるレザー
「春に向けてレザーのアウターが欲しいなと思っていたところ、二次流通サイトで見つけた1998年製のA.P.C.のジャケット。テーラードジャケットほど肩肘を張らず着られる上品なアウターを求めていた自分にとって、まさに理想の一着です。“90年代A.P.C.のフランス製レザージャケット”というのも心くすぐられました。このジャケットを買う前にオマール アフリディのデザイナーの菊田くんに展示会で会ったのですが、彼が着ていたヴィンテージのレザーがカッコよくて印象に残っていたので、それに影響されたのもありますね(笑)」
「素材はもっちりとした牛革。ジャストなサイズに耐久性の強いririジップなど、細部まで気がきいているところもいいんですよね。暖かい春は、インナーに綺麗な仕立てのシャツやカットソーとあわせたい。土臭くならない程度に、リジッドのデニムなどをスタイリングしてもいいバランスが取れそうです」
レザージャケット:A.P.C.
スウェット:MOD
トラウザー:BERNARD ZINS
スカーフ:SAINT LAURENT
ローファー:JOHN LOBB
ベルト:L'AIGLON
アイウェア:Lesca
「全体のカラートーンを揃え、まとまりを意識してコーディネート。レザージャケットを中心に縦のシルエットが綺麗に出るよう、ボトムスは2タックのトラウザーをあわせました。リラックスした雰囲気でレザージャケットを着たかったので、インナーにはMODの藤田嗣治プリントのスウェットをセレクト。足元にはダークブラウンのローファーをプラスして全体を引き締めました」
Interview&Text:Mayu Yamamoto