買い付けのはずが、思わず自分用にも購入したミリタリートレンチ
「淡路島のお店で取り扱う古着の買い付けで、偶然見つけたコート。お店の仕入れ用にサイズさまざまで十何着仕入れましたが、自分用にも欲しいなって。売れ残って気に入ったものを自分用に購入することもありますが、これは我慢できませんでした…。おそらく2000年〜2005、6年ぐらいまで作られていたもので、2016年に日本を撤退したアメリカンアパレル社製というところにぐっと惹かれて。そもそも古着は90年代以前のものしか買いません。特に自分が中学〜高校生だった90年代は超アメカジブームだったこともあり、憧れがすごく強いんです。それ以降のものは古着ではないというマインドが今までありましたが、そんなの関係ないくらいテンションが上がりました。通常のミリタリーコートと違い、身幅と腕周りはゆとりがあって、ハリのある生地と相まって立体的に見える。すごくきれいでした」
「サイズ44ですが、通常の軍ものならタイトなシルエットになるところ、中に着込んでもゆとりがあります。いまさら『トレンチ?』という声があると思いますが、ベージュやカーキでなく、黒の色味が新鮮で良い。ファッションブランドが軍モノを作ると、こんなに違うんだと勉強にもなりました」
コート:US ARMY
ジャケット:patagonia
タートルネックニット:DRESS
パンツ:NEAT × BROOKS BROTHERS
ニットキャップ:NEAT × BROOKS BROTHERS
サングラス:alain mikli(vintage)
シューズ:Le Yucca’s
「このコートを羽織るときはシックに見せたい。ニート×ブルックスブラザーズのスラックスに、レ・ユッカスの革靴で合わせました。『あれ、バーバリーですか?』と言われる雰囲気を出したいですね(笑)。ただ自分らしさも少し加えるため、インナーのジップジャケットとビーニーに色を取り入れました。ライナー付きで、長いシーズン使えるのも意外と嬉しい
Interview&Text:Kohei Horikomi
最終更新日:2024.03.29