見せタンクの最適解はイギリスにあった
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いつからか、シャツの下にはTシャツではなくタンクトップを着るようになった。20代の頃はシャツの首元に鎖骨が見えているのが許せなかったが、30代になってむしろ首元が開放的なほうが大人っぽいと感じるようになったのだ。これまでヘインズ、アサメリー、ユニクロといろいろなタンクトップを愛用してきたが、シャツの第二ボタンまで開けたときの見え方の正解にはたどり着けていなかった。そんなとき、フランスの『L’etiquette』マガジンが発行した「男のワードローブ100の必需品特集号」で、見たことのないタンクトップを発見。解説には「マーケットで売っているタンクトップ」と書かれており、特にブランド表記はなかった。
一番の特徴はメッシュ素材。タンクといえばフライス生地かリブしか頭になかったので、メッシュというのは目から鱗。ここからオタク気質が発動し、映画や海外誌でタンクトップばかり注視していると、イギリス人の役柄でメッシュタンクの着用率が高いことに気づく。そして、UOMOの企画でそのタンクトップこそイギリスでお馴染みのマーケット「マークス&スペンサー」の3枚パックであることを突き止めた。ただ日本では通販不可(涙)。そんなタイミングで、ロンドン旅行から帰った後輩の中林からお土産にもらった悲願の一枚(笑)。
中林曰く「ポンド高で、中野さんの想像より高級タンクです」。早速着てみると、シャツからの見え方、最適解だった。感謝。
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ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。
Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Rui Goto