韓国の墨黒は渋い
韓国と言えばシルバーや墨黒などのクールなアイテムが多くて街を歩いていると嬉しくなる。ソウルに行くたびにシルバーと墨黒を探しては買い集めており、小物入れやスリッパ、ランチョンマットなどいろいろ持っている。
2月のソウル出張では伝統的な韓屋での撮影だったこともあり、よりトラッドなマインドになっていた。撮影前の空き時間で向かった広蔵市場は、行列のできるグルメが有名だが、実は韓国の伝統衣服や、「ヌビ」と呼ばれる伝統生地のスリッパなど、トレンドとは一線を画すファッションアイテムを掘ることができる。自宅で愛用しているヌビのスリッパを買い足すつもりだったが、残念ながらサイズ欠けでショック…代わりにこれまで手を出さなかった伝統衣服エリアを覗いてみることに。
そこで見つけたプルオーバー。シャツとジャケットの中間くらいの厚手の生地で、春から初夏まで素肌に気持ちいい。何より安定の墨黒が渋い。せっかくだからと、撮影当日、チョゴリとスラックスの出で立ちで現場に向かったが、韓国スタッフからのツッコミはなかった。
編集主任
中野健吾
ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。
Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Rui Goto
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Editor Shibutsu