尖りまくりなキーボード
「40%」「オーソリニア」「静電容量無接点方式スイッチ」。一般人には意味不明な三つの要素を兼ね備えたキーボード。
・40% → デスクトップPCについてくるテンキーまでついた純正キーボードを100とした場合、キー数が40%しかないボード。要するに極端にキーが少ない。
・オーソリニア → マス目状に整然をキーを並べた配列。通常のキーボードは打ちやすさを考慮し列ごとに左右のズレがあるが、マス目状なら面積が最小となり小さなキーボードが作れる。
・静電容量無接点方式スイッチ → キーを押したときに電極同士が接触しないスイッチ。耐久性に優れ高速タイピングに向いている。HHKBやリアルフォースが有名。
と、マニアックで尖りまくった要素だけを集めて作られている。この悪趣味なキメラが生産前に受注販売されていたのをネットで発見したときは、本気なのかウケ狙いなのかわからなかった。が、同時にこんなものは二度と発売されないかもと即座に注文したのが2021年。そこから予定を大幅にオーバーして昨年ようやく届いた。
算盤みたいに単純な配列は、実はまったくもって打ちやすい。ただキーが少ないから記号やファンクションキーは三層分のレイヤーで打ち分けることになる。慣れるとすごく便利だろうが、現状でさえPCごとに三つのキーボードを使い分けているから、頭が混乱しそうでほったらかしに。でもこのまま塩漬けにするのも勿体ないから、今年こそ実戦投入したいところ。
ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Rui Goto
最終更新日:2024.07.17