特徴がないのがむしろありがたいって話
着用頻度は低いけれども無いと困る服っていくつかありますよね。私にとって、黒いジャケットがそのうちの一つ。というか服装が自由な仕事柄、これまでは「無くても特段困らないもの」だった(社会人としていかがなものかとは思うが)。けれど、年齢が上がるにつれていよいよ必要性を感じる場面がチラホラ出てきたので、重い腰を上げて探すことを決意。
いろいろと試着してみるのだが、なかなかピンとくるものがない。超地味顔が故に、就活生然としてしまうのが原因。あーそうだ、だからこれまでも買ってこなかったんだっけ……と半ばあきらめかけていた時、ついに見つけたのがキャバンのダブルジャケットでした。
ダブルブレストで真面目さが緩和されるが、オーバーサイズすぎないからラフにも見えない。ボタンも全て黒で、いい意味で特徴がない。一瞬無難すぎるか?とも思ったが、シンプルな作りのジャケットって意外と見つからないので、これはいい出会いだと確信。ちなみにこちらはユニセックスなので男性も着用可能です。
会計の際、近くにあったステンカラーコートが目に入り「え、こっちの方が使えそう」と一瞬魔が差したが、「あの時買っててよかった」と感謝する自分の未来を思い浮かべ、購入に至ったのでした。
ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Rui Goto