一番薄い生地のアルバート
いかにも外套と呼びたくなるような重衣料も好きだけれど、最近は風に揺れるくらいに薄手のコートが気分だったりする。ニット、ジャケット、コートと重ね着を楽しみたい。
ユーゲンの定番である「アルバート」は、素材を変えるなどして毎シーズン続いているが、数ある仕様のなかでもデザイナーの小山さんが「一番薄い生地でつくった」と話していたのが、このスティーブン アラン別注。コットンポリエステルは薄く軽やかで(裏地ナシ)、心地のよいシャカシャカ音が魅力。また、通常は大きめの水牛ボタンが採用されるのだが、こちらはスナップボタンでモダンな印象に仕上げている。
40年代フランス軍のモーターサイクルコートを元にしたアルバートの特徴は、大きな襟。立てると襟裏にチンストラップが付いていて、首元を風から守ってくれる優れものだ。
編集
西坂和浩
クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。
Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Rui Goto
最終更新日:2024.04.22
16
Editor Shibutsu