地味だけど、そこがいい。はじめてのグランドセイコー候補筆頭

30歳記念で購入したロレックスの「エアキングデイト」以来20年以上も高級時計購入から遠ざかっています。今欲しいのは、できるだけ主張がなくておじいちゃんになっても気負わず普段使いできるもの。でももちろん、モノとしてのクオリティは確かなものがいい。
そこで俄然気になり始めたのがグランドセイコー。文字盤に職人の技巧を凝らし、白樺や日本の美しい風景を表現したモデルもこのブランドらしくていいけれど、今回選んだのはプレーンなシルバーダイヤル、36.5ミリ径という小ぶりなサイズの手巻きモデル。デコラティブな主張らしい主張も、過剰なミニマリズムもなく、それでいて端正で美しい。100万円を切る726,000円という価格は、この時代の高級時計としてはむしろお値打ち感さえ感じます。
セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー)TEL:0120-302-617

副編集長
薬師神和彦
ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takeshi Toyoshima
Composition: Ai Hogami
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