シルクを「巻く」から「着る」へはじめの一歩

サンローランの2025年春夏コレクションがめちゃくちゃ好きだ。ジャケット中心のクラシックなムードでありながら、着こなし方が普通じゃない。そして、多くのルックのドレスシャツがコットンでなく、柔らかなシルクを採用しているのも興味深い。しかもステレオタイプなツルツルのシルクではなくて、ちょっとマットでざらっとした質感。この生地、「クレープデシン」と言うらしい。冬はジャケットの中はタートルネックニット一択だったけど、春になったらこんなシャツで軽やかにいくのもいいし、5月になったら一枚で風になびかせても素敵だろう、と妄想が膨らむ。シルクスカーフを首に巻いてばかりいたけど、そろそろシルクを着てもいい歳だ、きっと。
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編集主任
中野健吾
ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。
Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takeshi Toyoshima
Composition: Ai Hogami
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Editor's Fav 2025SS