今もっとも服に合わせるのが面白いパテック
名品中の名品たるカラトラバ、そしてノーチラスやアクアノートなどのスポーツモデルの人気が高すぎて、パテック フィリップの中でも何故か地味な存在だったゴールデン・エリプス。ここ20年くらいはコンサバな時計という印象が強くありました。これまでゴールデン・エリプスを着けるイメージが湧かなかったのは、黄金分割を元にした楕円ケースがドレッシーに思えたから。自分には大人すぎた。でも現行モデルはケース径が大ぶりになったことでカジュアル度がアップ。(あの、これは完全な私見のため小声で言いたいのですが、ケース拡大によりサイズバランスと全体のフォルムが奇しくも某スマートウォッチに近づいたことで、ラフに日常使いできるリアリティを獲得したのではないか)
これまでならやや難しかったはずの時計だけど、今ならどう身につけるのか? を試される面白さがある。ファッションに合わせてこそ楽しいモデルだと感じます。
パテック フィリップ ジャパン・インフォメションセンター TEL:03-3255-8109
UOMOブランド統括
山崎貴之
ワードローブは、アウトドアやミリタリーものから唐突なハイブランドまで混ぜたもん勝ち。恒例「試着フェス®」発案者だが、ショップに行く暇を惜しみ、試着ゼロ状態で衝動的に通販しがち。好きなモノは、深夜の飲酒からの寝落ち。MT車の運転。スノーボードとキーボード。
Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takeshi Toyoshima
Composition: Ai Hogami
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