「孫の代まで使ってもきっと古く見えない」
「書店の入っているビルもそうですし、この黒電話もそう。長く愛されている普遍的なデザインが好きなんです。そういった意味でも“タンク”には元々興味があって。実は赤いラインの入った昔の“タンク”を探していた時期もありました。なかなか見つけられず断念したのですが、今日この新作をつけることができてすごくうれしいです。時間を経ても色あせずに残っているからこそ、皆が“タンク”に惹かれるんでしょうね」
「小さい時計が好きで。実際につけてみるととても軽くて、普段使いに最適なんですが、すっと背筋が伸びる感じがあります。100年以上前のデザインで今の時間を知るというのも優雅な気持ちになりますね。想像ですが、きっと当時はかなりアバンギャルドに見えたのではないでしょうか。その鮮度を保ちながらクラシックになっているから、孫の代まで使えるだろうし、古臭くならないと思います。自分だけの記憶を落とし込みながら、育てていきたくなる。そんなストーリーが似合う時計です」
「カジュアルなんだけど、品のある格好に合わせたくなります。白シャツと迷ったんですが、“タンク”の四角いフェイスに対してドット柄がおもしろいかなと思ってこのシャツを選びました。格式高いけど、そんな遊びも許される。“タンク”ってやっぱり奥深いですね」
置かれる本は1週間に1冊のみ。期間中はその本にまつわる展示やイベントを行うなど、繋がりや背景を大切にした独創的なアプローチで注目を集める。
カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-301-757
Photos:Yuichi Sugita[POLYVALENT]