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「腕時計を着けるなら、“タンク”以外の選択肢はありません」
2021.09.13
最終更新日:2024.12.18

「腕時計を着けるなら、“タンク”以外の選択肢はありません」

柿本陽平

「コーディネートのパズルを埋めるラストピース」

柿本陽平

「腕時計はいろいろ持っていたんですが、ほとんど手放してしまって、今手元に残っているのが1980年代の金無垢の“タンク”。実は妻が10年ほど前に購入したもので、“タンク”にしてはやや大きめのサイズ感が気に入って借りるようになって、今では自分がメインで使っています。数年に1回ストラップを変えていて、いまもオーダーしているところで、出来上がってくるのを楽しみにしています」

柿本 陽平 2

「腕時計は時間を見るための道具というよりはアクセサリーに近い。黒い靴をはいたときにベルトの黒と合わせたり、ゴールドのメガネを掛けるときに色を調和させたり。服を決めて、靴を履いた後にコーディネートのラストピースとして選ぶものです。この“タンク”はトラッドっぽい格好とかきれいめなものを着るときに上品なアクセントになって、ヴィンテージの服に合わせてもすんなり馴染む。合わせる服によって印象を上げてくれるアイテムで、絶対に子供っぽくなることはありません。今日のように、洗いざらしのバンドカラーシャツを着た気負いのない装いでも“タンク”を着ければぐっと大人っぽく引き締まる。“タンク”の色褪せないデザイン、ひいてはカルティエの長い歴史がそう見せてくれるのかもしれませんね」

タンク

「正直、これ以外の腕時計を着けるっていう選択肢が思い浮かばないくらい自分のファッションに合ってくれるし、これがあるから他の時計が欲しいってならないんです。一生手放さないと思います」

タンク 2
YOHEI KAKIMOTOプロフィール画像
YOHEI KAKIMOTO

2014年に「ブルーム&ブランチ」のディレクターに就任。2020年には自身がオーナーを務める「柿乃葉」を鎌倉にオープンさせる。バイイングをはじめ、ショップのすべてに関わる。

Photos:Katsunori Suzuki
Text:Masato Nachi

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