クリーンな大人の定番スニーカーとしてファンの多いニューバランス。その愛好家たちを数珠つなぎしていく連載がスタート。第1回は、ファッション業界きってのNBフリークとしておなじみの「ニート」デザイナー、西野大士さん。
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大人のニューバランス ファンクラブ 会員番号01|西野大士さん(にしのやディレクター)
・はじめて買ったNB 2000年頃 M574 ・所有数 約40足 ・一番好きなモデル M993
ニューバランスにのめりこんだのは、ブルックス・ブラザーズで働いていた頃。スニーカーは基本NGでしたが、NBだけはなんとなく許されていました。ザ・アメリカ東部のスニーカーというイメージがあったからでしょうか? 当時の先輩方もみんなはいていました。実は僕、ニューバランスが好きすぎて、2016年にはボストンの本社にまで行きました。NYに行ったついでに、勝手に行っただけなので、もちろん中には入れません。本社の横にあるアウトレットで、大好きな993シリーズを6足買って帰りました。993は少しダサくて、アメリカ臭いところが魅力。ニューバランス自体が矯正靴からスタートして、ランニングシューズとして一時代を築いた道具的な背景にもグッときます。アメリカ製のラインが未だに存在するのもすごいですよね。一番の理由はアメリカのおじさんがはいているイメージが強いからなんですが。ほかにも1400、990、991、992、993、2000、2002……品番の分からないものまで入れると40足くらいあります。品番よりも、アメリカ製にこだわって買っています。
かれこれ15年くらいニューバランスをはいています。持っているNBの半分は993。中でも黒は切らさないようにしていて、必ず2足は新品でストックしています。NBのスニーカーはスポーツ感がしっかりあるので、トラウザーやジャケットなどに合わせて、少しきれめにはくのが僕は好きです。きょうはニートのトラウザーにリーバイス®のセカンドGジャン。古着のTシャツやキャップでアメカジ感は出していますが、トラウザーやマイキータの少し味のある眼鏡で、アメカジに見えないように意識しています。
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▼西野さんが次にバトンを渡したのは、アルファ代表、クリエイティブディレクターの南 貴之さん。「南さん、またイベントでご一緒させてください」(西野)。第2回、南 貴之さん編もお楽しみに!
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Text:Hisani Kotakemori