2024.02.08
最終更新日:2024.03.08

限定ニューバランス 1906R、ブラックの別注プーマ スウェード、大人顔のアグ【東京スニーカー氏が選ぶ買うべき大人スニーカー3選】

UOMOプリント版の連載『教えて! 東京スニーカー氏』でもおなじみの小澤匡行さんが、数多の中から極私的なおすすめモデルを厳選。

限定ニューバランス 1906R、ブラックの画像_1

01:New Balance|M1906FH

ニューバランス_エディフィス限定の1906R
ニューバランス_M1906FH_エディフィス限定
スニーカー¥18,700[2月9日発売]/ニューバランス(エディフィス新宿店)

トレンド融合のファッション的なシューズ

「エディフィス限定の1906Rは、ニュアンスのあるホワイトにヒールパートだけブルーグレーという配色が美しいですよね。2010年のランニングシューズ『1906』をベースにソールを進化させ、今の空気感を落とし込んだ新型のようなデザインです。当時らしいテックな構造に、旬のカラーを使った、ある意味すごくファッション的なシューズ。UOMO読者なら誰でも“合わせやすい”と感じるでしょう。軽量で履きやすくて、モノとしても優秀。願わくはこの配色で、スエードのオーバーレイをスムースレザーにしたコンビパターンも見てみたいです」(小澤)


今年30周年を迎えるエディフィス限定の「M1906FH」。このモデルは2010年のランニングシューズ「1906」を再構築した「1906R」の限定カラーだ。エディフィスらしい上品で落ち着いたカラーリングながら、今のムードを添えるアクティブなデザインで着こなしの感度を上げてくれる。


02:PUMA for TOMORROWLAND|PUMA SUEDE VTG

プーマ_スウェード VTG_トゥモローランド
プーマ スウェード VTG_日本製_トゥモローランド別注
スニーカー¥29,700/プーマフォートゥモローランド(トゥモローランド)

大人の入門にいいドレスアップ感が魅力

「MADE IN JAPANで別注したトゥモローランドの今作は、旧ユーゴスラビア製のスウェード VTGがベースということで、革靴のような細身の木型を使っています。足入れしてみると、革靴を履いているような感覚。ソールの縫い方、つま先のシェイプなど、そこまでヴィンテージっぽくする必要があるの? というくらい、こだわっている。カルチャーの匂いが強いプーマ スウェードのような名品は、大人になるにつれてハードルが高いスニーカーになってしまっている気がするんです。でもこの別注のように、40代にも似合うドレスアップ仕様にしてもらえると、名品を履くきっかけにもなっていいですよね」(小澤)


プーマのアイコンでもある定番、スウェードのアッパーを毛足の短いスエードで、フォームストリップをパンチングで表現したモダンな一足。シュータンやヒールのプーマキャットもブラックの型押しでシックな表情に。木型からつくりあげた、こだわりのエクスクルーシブモデルだ。


03:UGG®|Classic Slip-On Shaggy Suede

アグ_スエードのスリッポン_2024年春夏
アグ_スリッポン_クスチャースエード素材
スリッポン¥19,800/アグ®(デッカーズジャパン)

ラグジュアリーなアイテムに合せたいアグ

「北欧をはじめとする海外のインテリア誌を見るのが趣味ということもあり、このスエードのスリッポンを見たときに、モダンでナチュラル、かつラグジュアリーなインテリアを連想しました。そんな空間にポンとこのスリッポンが置いてあったらマッチするなと。アグは最近スニーカーも面白いデザインが増えていますが、ウィメンズや西海岸カルチャーの印象がありました。そんなタイミングでこの新テクスチャーに出会ったので、考えが変わりました。カシミヤニットのような上質なアイテムと合わせたいと思っています」(小澤)


2024年春夏の新作で、定番スリッポンのテクスチャースエード素材が登場。アッパーの内側にはソフトなUGGplush™ウールブレンドのライニング、フットベッドにはシープスキンを採用したハイブリッドタイプ。クラシックなルックスながら軽量、かつ環境に配慮した素材でアップデートされている。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。


エディフィス新宿店 TEL:03-5366-5481
デッカーズジャパン TEL:0120-710-844
トゥモローランド TEL:0120-983-522

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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