仕事でもプライベートでもアクティブに街を駆け回りたい大人にとって、快適でしかも上質なスニーカーは必携のアイテム。この秋の新作の中で、UOMOエディターの欲しいものリスト入りした注目アイテムを集めてみた。
01:JOHN LOBB|NORFOLK
「つまり大人向け&超高級版の“アレ”です」
ジョンロブ新作展示会では、いつも社長の松田智沖さん直々に説明をしていただきます。松田さんの声は優しげな低音が心地よい、いわゆるイケボ。ただでさえハイクラスなジョンロブの靴の魅力が数倍増しに聞こえるのですが、秋冬新作「NORFOLK」を見た瞬間「こ、これは!?」と自分の方が声を荒らげてしまいました。
既存の「NORFOLK」はキャンバス素材に、ソールの周囲だけレザー。新作はオールレザーでオールブラックというストイックなバージョン。内羽根5アイレットにフラットレース、二本針ステッチ、フォクシングテープ風サイドソール。「もしも世界一有名なスケートシューズをジョンロブが作ったら」っていうファッション好きが夢見る「たられば」の話が現実に。
しかし素材使いやディテールの詰めはしっかりジョンロブ クオリティ。このユーモアは一過性のものかもしれないし、洒落が通じるうちに入手しておきたい。そう強く思いました。
02:J.M. WESTON|1938テニス
「それどこの?って思わせたら勝ち」
VANSばかり履いている僕が心を許した靴です。みなさんはこれを見たときにどこのブランドだと思いますか? コンバース? プロケッズ? そんないい意味でどこにでもありそうなシューズをJ.M. WESTONがつくってくれました。
1938年のアーカイブから復刻された一足は手に取ってみると程よい重さがあり、革靴をベースとするブランドの堅実な作りが垣間見えます。
履いてびっくりしたのはシューレースがゴムであること。これにより靴紐をほどいてはく必要がない。そうなんです、僕の大好きなVANSのスリッポン仕様なんです! フォーマルへのハズシとしてではなく、カジュアルなコーディネートに馴染ませて履いている大人、間違いなくかっこいい。
03:Black Comme Des Garçons|NIKE TENNIS CLASSIC
「テニススニーカーの名品はスタンスミスだけじゃない」
バッシュやレトロランニング系のスニーカーももちろん好きですが、元テニス部としては、テニス系のスニーカーに新作や別注が出ると俄然気になってしまう。
スタンスミスの影に隠れがちなナイキの名作「テニスクラシック」にブラック・コム デ ギャルソンの別注モデルが出ると知り、今から入手争奪戦に備えています。個人的にはオール白一択ですが、オールブラックも人気になりそう。
04:Vivobarefoot|ADDIS
「もっと歩きたくなる。健康志向なあなたへ」
最近VANSしか買っていません。これまでいろいろと履いてきましたが、結局落ち着くのはVANS。ならVANSだけでええやん! と決心してからというもの、他のシューズには目もくれることがなかったのですが…これだけは許して! となったのがこちら。
ビボベアフットのADDISというモデルで、一見すると普通の革靴のように見えます。しかし、シューズの中で足の指を自由に動かせるほどつま先が広く作られていたり、裸足なんじゃないかと思わせるくらい薄いソールでダイレクトに地面を感じられる。これがかなり新鮮な感覚で、歩くのが楽しくなるというかどんどん地面を蹴りたくなる。
やはり運動の初手は散歩。歩くのが楽しくなる一足で、人生100年時代を生きましょ!