2022.12.03

フォルムも素材も全部いい、コンバース「オールスター」のプレミアムな黒レザー【東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選】

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はサウス2 ウエスト8とオンの注目コラボレーション、90年代風のデザインが冴えるメレルのハイキングシューズとアウトドア感のある2足に、ビリーズ別注のエクスクルーシブなコンバース レザーオールスター J HIをピックアップ。

フォルムも素材も全部いい、コンバース「オの画像_1

01:SOUTH2 WEST8 × ON|CLOUDWAYS2W8

サウス2 ウエスト8_オン_アウトドアシューズ
サウス2 ウエスト8_オン_コラボ
スニーカー¥18,480/サウス2 ウエスト8×オン(サウス2ウエスト8)

テックとアウトドアの贅沢なハイブリッド

「空洞のパーツを組み合わせたオンのCloudTec®ソールのスニーカーは、ストリート感が薄くてテック好きな人たちに愛用されているイメージがあります。だからサウス2 ウエスト8とのコラボは、ロエベ以上に驚きました。何か面白いことにチャレンジしようという、オンの気概が伝わってきます。このスニーカーを見ると、ハイキングにも行きたくなるし、サウス2 ウエスト8の服も着てみたくなる。別々に食べても美味しいものをあえてスムージーにするような、贅沢なハイブリッドです」(小澤)



いろいろなアイテムで展開されるサウス2 ウエスト8のネイティブパターンをアッパーに載せた、ハイブリッド・アウトドアシューズ。ヒールにあしらわれたスカルターゲットとオンのロゴのリフレクターが印象的だ。外周にはモカシンステッチを採用して、ローテクな雰囲気を添えているのもコラボならでは。



02:MERRELL|MOAB 3 REFLECTIVE

メレル_モアブ3_01
メレル_モアブ3_02
スニーカー¥27,500/メレル(丸紅フットウェア)

感度の高い90年代後期風のデザインが新作で

「ジャングルモックでおなじみのメレル。ベルリンのセレクトショップのサイトで、このモアブ3を扱っているのを見て気になりました。シューレースのループをガシッとサイドから補強する爪のようなデザインが、90年代後期のエクストリームスポーツ系シューズを彷彿とさせます。復刻でなく新作ときいて、かなりセンスがいいなと思いました。UOMOでは文化系アウトドアシューズのカテゴリが確立されているので、こういったデザインのメレルを取り入れてみるのも面白いと思います」(小澤)



2007年に誕生したメレルの定番ハイキングシューズ「モアブ」が、「モアブ3」としてバージョンアップ。ピッグスキンレザー×メッシュのコンビネーションアッパーにリサイクル素材をミックスして、時代に沿ったアウトドアシューズに。都会的なライトグレー(PALOMA/パロマ)のトウやサイドにリフレクターをあしらった「モアブ 3 リフレクティブ」は今季のスペシャルエディション。


03:CONVERSE|LEATHER ALL STAR J HI

コンバース_オールスター J_03
コンバース_オールスター J_04
スニーカー¥26,400/コンバース(BILLY’S ENT)

フォルムも素材も全部いい“ベタ褒め”オールスター

「コンバースにはいろいろなラインがありますが、僕はモデル名にJがつくMADE IN JAPAN派。オールスター Jは木型が細く、ラバートウキャップも小さめ。シュっとしたルックスが特徴です。ビリーズ別注は、過去にシボ革のオーセンティックを買って、レザーを使うのが上手いなぁと実感したことがあります。革が上質でやわらかく、色みや艶感もとてもいんですよ。このコンバースも然り。永遠の定番といわれるオールスターとプレミアムな姫路レザー。もとの素材がいいと相乗効果がすごいですね」(小澤)



国内でも希少なヴァルカナイズ製法を守り続けるシューズ工場にて、熟練の職人によってつくられた日本製オールスター。北米産原皮を姫路にてなめしから仕上げまで一貫した、プレミアムな国産レザーをアッパーに採用。ビリーズが得意とする洗練された本物のスニーカーが完成した。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


サウス2ウエスト8 TEL:011-280-7577
BILLY’S ENT info@billys-tokyo.net
丸紅フットウェア TEL:03-3665-1789

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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