今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はサロモンのGORE-TEXシューズから履きやすくてスタイリッシュな新作を。ナイキ ダンク ローはカレッジカラーじゃないモダンなベージュ配色、フラテッリ ジャコメッティのドレッシーなレザースニーカーと個性の異なる3足をピックアップ!
01:SALOMON|PREDICT HIKE MID GORE-TEX
スプレーソールが際立つGORE-TEXシューズ
「毎シーズン、何かしら気になるものが出てくるサロモンですが、このシューズは群を抜いていました。ネイビー×ブラックの配色はもちろん、アッパーがやわらかくて雨の日にサラッとはけるGORE-TEXという点も僕好み。何よりポイントが高いのがこのスプレーソール。グラデーションが入ることで、ソールとアッパーが分断されすぎず、いいあんばいに落ち着くんです。とにかく履きやすくて、合わせやすくて、ベタボメしたくなるサロモンです」(小澤)
テキスタイルアッパーで履きやすく、クッショニングのきいた軽量ハイキングシューズ。人間工学に基づいて開発されたサロモンのテクノロジーを駆使している点はもちろん、トレンド感のあるルックスでファッションユースにも最高の一足に。アウトドアで頼りになるのは言わずもがな。
02:NIKE SPORTSWEAR| NIKE DUNK LOW RETRO
カレッジカラーじゃない配色の“大人顔”ダンク
「ナイキSBが登場する前の2000年頃に、ダンク ロー プロというシュータンが厚くなったスケーター風のシリーズがあって、その当時、こんなブラウン系の配色が出ていたことを思い出しました。トラヴィス・スコットも今年エア マックス 1をブラウン系の配色で出していましたが、アーシーカラーがトレンドの昨今、このカラーウェイはとても今っぽい。個人的にカレッジカラーじゃないダンクは、大人っぽくていいと思います」(小澤)
コーヒーやラテのようなブラウン系カラーのグラデーションは、この夏の新色。タンブルレザーとスムースレザーの切り替えが、同系色のコントラストを立体的に演出する。スウッシュやソールのホワイトが軽快さを添え、オールマイティなスニーカーに昇華している。
03:F.LLI GIACOMETTI|Exclusive Leather Sneaker “FG393”
マッケイ製法でつくられるモダンなレザースニーカー
「ドレスシューズの製法でつくられたスニーカーが昔から好きです。中でもイタリアっぽいムードを漂わせているデザインに目がなく、フラテッリ ジャコメッティのこのレザースニーカーもそんな一足。アッパーのステッチの仕上げやフォルムも美しく、この靴に合わせるファッションを考えるのも楽しい。個人的には革靴ゾーンの靴だと思っているので、ドレスっぽく履いたら意味がない。基本的にはカジュアルに振って履きたいと思います」(小澤)
エレガントなハンドメイドシューズでおなじみ。ファンの間では名作と評判の“FG393“をバーニーズ ニューヨーク限定で復刻。アッパーには最高級のカーフ素材”シャトーブリアン”を使用し、トウまわりのステッチはアッパーの表面に縫い目が見えないように折り込んで加工するレベルソ仕上げ、マッケイ製法でつくられる。クラシックでモダンなルックスはもちろん、クッショニングのきいた履き心地も魅力。
ナイキカスタマーセンター TEL:0120-6453-77
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター TEL:0120-137-007
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda