抜群の履き心地の良さと洗練されたデザインで人気のニューバランスのスニーカー。しかし、どのモデルも魅力的なだけに、どれを買うべきか頭を悩ませてしまっている人も多いのでは? ならば、UOMO本誌連載でもおなじみの「東京スニーカー氏」こと小澤匡行氏オススメの逸品をチェックすべし。
01:New Balance|XC-72
「XC-72はフランスのファッションブランド、カサブランカもオールホワイトで別注していますが、黒のワントーンならこのゴツゴツしたソールもイケる気がしました。70年代のニューバランスのヘリテイジを今っぽくアレンジしたこのモデルは、旬のブーツカットパンツにもマッチします。僕の好きな991は合わないんですよね。革靴ではなくスニーカーに踏みとどまって、今のパンツのシルエットを楽しみたい人にはおすすめです」(小澤)
ノスタルジックな70年代のランニングシューズをベースに、ビッグロゴやレイヤードスタイル、無骨なソールユニットで印象的にアレンジ。細身のアッパーにフレアソールの今っぽいフォルムが、セットアップからカジュアルまで着こなしの鮮度を上げてくれる。
02:COMME des GARÇONS Homme×New Balance|CT300
「2014年にCT300が復刻されたとき、ファッション界の先輩方がジャケパンにニューバランスCT300をセンスよく合わせていました。当時、自分にとってニューバランスといえば990か1300シリーズでしたが、それを見て、いつかは僕もあんな風なこなれた感じでCT300を履きたいと思ったんです。でもなかなかトライできずに時は過ぎ…。今回、ギャルソンがこの黒×白を出してくれたことで、やっと叶いそうです。ヒール部分のロゴもプリントではなく、型押しでクラス感も感じられ、CT300入門の一足としては申し分ないですね」(小澤)
ニューバランスが1970年代に軽量なテニスシューズとして発売したCT300を、モノトーンカラーに。アッパーはレザーとメッシュのコンビネーション。コートシューズらしいシュットしたルックスで、着こなしを大人っぽくスライドしてくれる格上げスニーカー。
03:New Balance×BEAUTY&YOUTH|NB×BY ML725WR1
「ニューバランス725は2000年代のランニングシューズに着想を得た新しい品番。インラインのグレーモデルには、スティーブ・ジョブズが履いていそうなギークなムードが漂っています。ビューティ&ユースの別注は、そんないなたいスニーカーをクリーンなカラーリングでシティスタイルにアレンジしている点が秀逸。アクを抜いてサラッとさせたファッションスニーカーは、取り入れやすいのではないでしょうか?」(小澤)
スニーカーシーンで人気の2000年代スタイルを、ホワイトとNBらしいライトグレーでブラッシュアップ。トレンドカラーのケリーグリーンとゴールドをあしらって、プレッピーなムードをプラスした。上品な仕上がりはビューティアンドユースの真骨頂。