2022.04.23

【鉄板配色の黒×白】東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回は黒×白スニーカーを3足ラインナップ。オール黒の重くなりがちなバランスを、ホワイトソールにすることで抜け感を添え、スタイリッシュにまとめる万能カラー。着こなしが軽くなるこれからの時期、持っていれば何かと重宝する。

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01:COMME des GARÇONS Homme×New Balance|CT300

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スニーカー¥20,900/コム デ ギャルソン・オム(コム デ ギャルソン)

ジャケパンに合わせて履きたい入門スニーカー

「2014年にCT300が復刻されたとき、ファッション界の先輩方がジャケパンにニューバランスCT300をセンスよく合わせていました。当時、自分にとってニューバランスといえば990か1300シリーズでしたが、それを見て、いつかは僕もあんな風なこなれた感じでCT300を履きたいと思ったんです。でもなかなかトライできずに時は過ぎ…。今回、ギャルソンがこの黒×白を出してくれたことで、やっと叶いそうです。ヒール部分のロゴもプリントではなく、型押しでクラス感も感じられ、CT300入門の一足としては申し分ないですね」(小澤)


ニューバランスが1970年代に軽量なテニスシューズとして発売したCT300を、モノトーンカラーに。アッパーはレザーとメッシュのコンビネーション。コートシューズらしいシュットしたルックスで、着こなしを大人っぽくスライドしてくれる格上げスニーカー。


02:STONE ISLAND|S0340 LEATHER SHOES

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スニーカー¥ 51,700/ストーンアイランド

エクストリームムードをまとった大人顔シューズ

「ストーンアイランドがコンフォートシューズでおなじみのエコーで生産をしたスニーカーが登場しました。別注とかコラボではないところがユニーク。90年代にヒットしたノースウェーブのような、エクストリームっぽいフォルムにも心が動きました。そのムードを表現しつつ、ヨーロッパっぽい大人のシューズに仕上げている。そして何より、ストーンアイランドのようなエッジのきいたブランドが、僕も最近気になっていたエコーとタッグを組んだことがうれしかった」(小澤)


シンプルなデザインながら、アッパーには布帛、レザー、リップストップ、スエードと複数の素材を採用。エコー独自のFLUIDFORM™(フルイドフォルム/一体成型製法)技術を採用したコンフォートスニーカー。パンチングレザーのパッド入りシュータンにStone Islandブランドロゴパッチ、羽根の外側サイドにもネームタブが



03:PUMA×BEAMS|SUEDE MIJ BEAMS

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スニーカー¥21,450/プーマ×ビームス(ビームス ジャパン)

ボリューミーなスケートシューズは短パンと好相性

「シュータンが分厚いスケートシューズがブームだった2000年代前半、プーマスエードのようなローテクに極太のファットシューレースを付け替えてスケシューっぽく履いていました。このビームスのコラボはそんな懐かしい思い出が蘇る一足。細身のヴィンテージ仕様のプーマスエードもいいけれど、夏場にショーツを穿く時は、レトロクラッシックでファットなスニーカーを合わせたいので、今回のビームスコラボはありがたい。この変化球デザインでつくりがいいい日本製ってのもポイントです」(小澤)


トレーニングシューズとして1968年に誕生し、カルチャーシーンでも愛されてきた歴史的名品、プーマ スエード。ビームスではファッションのトレンドである“ビッグシルエット”を、この名作スニーカーに落とし込んだ。厳選された素材や匠の技が光る最高峰のMIJ(Made in JAPAN)モデルで、大人にこそふさわしいスケートシューズに。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611
ストーンアイランド TEL: 03-5860-8360
ビームス ジャパン TEL: 03-5368-7300

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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