2022.02.21

【アディダスの90年代名品が復刻】東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はスケートボードシューズ人気が高まる中、満を持してアディダスの名品が復刻に! レトロなデッキシューズや通勤にも履けるブラックレザーのスリッポンもセレクト。

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01:adidas Originals|ADIMATIC

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スニーカー¥12,500/アディダス オリジナルス(A.T.A.D)※3月26日発売

1996年の名品スケートシューズをリアルに復刻

「ファンの間ではなぜ復刻されないんだろう? と常々、疑問視されていたアディマティック。日本ではヒットしましたが、グローバルでは今ひとつだったらしく、ドイツ本社と温度差があったようです。今回はアトモスのディレクター、小島奉文さんの熱い思いが伝わってめでたく復刻に至りました。ワイドスリーストライプスやファットシューレースよりも僕的には横から見たときのこのソール! トウのジグザグにエクストリームなエッセンスがあって、今見てもやっぱりカッコいいと思います」(小澤)


スケートボードだけでなく、BMXなどのアクションスポーツ愛好家にも支持されたアディマティック。当時のエッセンスを再現することにこだわった今回の復刻は、往年のファンから若者層まで虜にすること確実。特にアウトソールはフラットなラストに、アイコニックな溝の入り方を忠実に表現した。オリジナルカラーのグリーンの展開もある。


02:ASAHI|ASAHI DECK MIXTURE

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スニーカー¥11,000/アサヒ(ペルシカ)※3月上旬発売予定

美デッキシューズを90年代的配色でアレンジ

「アサヒのデッキシューズは、形のきれいさで群を抜いています。70年代のアメリカ製デッキシューズをもとに製作した木型を使って、トップサイダー的なフォルムを実現しているというのは有名な話。ヴァルカナイズド製法にこだわって、久留米でつくられています。職人的な技が随所に感じられて、仕上げの美しさにも日本製のよさが出ています。そしてこの90年代のカルチャーを感じる黒×青×白の配色。太めのパンツからスッと出る細身のトウの見え方がきれいで、そこも気に入っているポイントです」(小澤)


アサヒ デッキはキャンバスアッパーに波型の切れ込みを入れたアウトソールが特徴の看板モデル。ラバーカラーをアレンジした”MIXTURE”シリーズに、春の新色でBLACK/BLUEカラーが登場。クリーンな着こなしにも、少しだけストリートのニュアンスを添えてくれる。



03:MERRELL|WORLD LEGEND 2 MOC

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スニーカー¥15,400/メレル(丸紅フットウェア)

ビジネスユースにも使える上品スリッポン

「履いていたら服好きに『しゃれてるね。どこの?』と聞かれそうなメレルのレザースリッポン。メレルのビジネスカジュアルライン、“ワールド”シリーズから出ています。スクエア気味のトウやサイドのステッチが象徴的なオパンカ製法(ソールの端を巻き上げて、アッパーに縫い付ける製法)で、リラックス感のある履き心地になっています。いなたさもあるけれど、ヌメリのある革の質感が上品で、軽量だからビジネスユースにもいい気がします」(小澤)


2002年の発売以来、不動の人気を誇るメレルの“ワールド”シリーズ。今作は2020年に登場したスリッポンのアップデート版だ。独自開発の「メレル エアークッション」など、ハイキングシューズで培ったノウハウをタウンシューズに凝縮。アッパーのレザーにポリッシュ加工を施すことで、ドレッシーなルックスに仕上げている。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


A.T.A.D TEL:03-6447-0862
ペルシカ store.persica.jp
丸紅フットウェア TEL:03-3665-1789

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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