2022.02.09
最終更新日:2024.03.07

待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1」、デンマーク発「エコー」の黒レザー…。東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はナイキ、プーマの注目モデルに加え、デンマークの先進的シューズブランドとして大人に愛されるエコーのスニーカーをピックアップ!

待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_1

01:ECCO | ECCO CHUNKY SNEAKER

待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_2
待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_3
スニーカー¥ 28,600/エコー(エコー カスタマーサービス)

革の製造工場まで持つエコーの高級感は圧巻!

「40代半ばに差しかかり、スニーカーカルチャーの圏外にあるプロダクトデザイン的なスニーカーが、ときに合わせやすく感じるようになりました。レザーの質感も高級で気になっていたエコー。自社でタナリー(革なめし工場)を持っていたり、サステナブルへの取り組みも進んでいたり。いろいろと興味深かったんですが、単純にデザインという観点でエコーはいいと思いました。実際、革の質はすごくよいので、高級な服を着るときにはエコーのようなスニーカーが合いますよね」(小澤)


あえてかかと芯を入れずにしなやかなレザーだけで構成したチャンキースニーカー。クロムフリーのなめらかなレザーの質感が生きるハイテク調のデザインを、人間工学に基づいたアナトミカルラスト(木型)と独自のFLUIDFORM™(フルイドフォルム/一体成型製法)ソールで快適な履き心地に仕上げた。


02:NIKE SPORTSWEAR | NIKE AIR TRAINER 1

待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_4
待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_5
スニーカー¥14,850/ナイキ スポーツウェア(ナイキ カスタマーサービス)※2月下旬発売予定

ブラックコーディネートにこそ合わせたいオリジナル配色

「なかなか復刻されないモデルですが、1987年生まれだから今年35周年ということで登場してきました。発売当時、日本でグッドデザイン賞を取ったと記憶しています。黒い服ばかり着るようになった今、改めて足もとに合わせてみると、このオリジナル配色の品のよさや素晴らしさがわかります。ハイでもローでもない、このミッドカットの丈感もすっごく好きです。今いちばんファッションが感じられる靴ではないかと。ただただ、欲しいです」


1987年にMIDカットとLOWカットが発売されたAIR TRAINER(エア トレーナー)の復刻。前足とシューズの一体性を高めるためのストラップが象徴的な、ワークアウト用トレーニングシューズとして登場。グレーにネオンカラーのグリーンの配色が、今また新鮮。



03:PUMA×BILLY’S | PUMA SUEDE MIJ

待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_6
待望の復刻「ナイキ エア トレーナー 1の画像_7
スニーカー¥20,900/プーマ×ビリーズ(ビリーズエンター 渋谷店)※2月下旬発売予定

スリッポンとしても履けるマルチなスウェード

「「ビリーズのプーマ スウェード別注第3弾です。レザーのクオリティにこだわったMade in JAPAN。タンの部分がゴム仕様になっていてスリッポンとしても履けるデザインで、白のシューレースも付属するから、実質的には3WAYという感じ。パープルのスウェードアッパーにガムソールというコンビネーションが、古着屋さんに並んでいるローテクスニーカーっぽくて、このテに弱いんです。ジャミロクワイ的なUKスタイルが注目されている今、ブーツカットにはこういう靴がきれいにハマるんじゃないでしょうか」」


いろいろなこだわりを盛り込んで、2017年からスタートしたプーマとビリーズのコラボレーション。これまでのデザインや仕様を踏襲しながら、プーマ史上初となるパープルのスペシャルシューズボックスでリリース。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


エコー カスタマーサービスTEL:0120-974-010
ナイキ カスタマーサービス TEL:0120-6453-77
ビリーズエンター 渋谷店 info@billys-tokyo.net

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

RECOMMENDED