2022.01.23

待望の黒×白「ダンク」、ルーマニア製復刻プーマ…。東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選

今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はスタイリングに取り入れやすい、モノトーンの大人顔スニーカーが集まった。おしゃれ上級感が出る、プーマやミズノの注目モデルに今年はトライ!

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01: PUMA|Muenster OG

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スニーカー¥14,300/プーマ(プーマ お客様サービス)

70年代の隠れた名品をルーマニア製で復刻

「ミュンスターは70年代のトレーニングシューズです。知らないモデルでしたが、ルーマニア製で復刻というところが刺さりました。つま先のフォルムは当時のものより少しファットになっています。こういう靴をつくるならやっぱりヨーロッパの工場に限りますね。僕が好きなプーマ スウェードは、コーディネートによってはカルチャーが邪魔をすることもあります。だから玄人的で普通っぽさも演出できる、ミュンスターのようなスニーカーが今、求められているような気がします」


1973年に登場した、ドイツの都市 “ミュンスター”にちなんで名付けられたインドア用シューズ。ボーリングシューズのようなデザインがユニークで、モードカジュアルとも相性がいい。ガムソールは変わらず、アッパーを毛足がそろった上質なスエードでクラス感を添えた。


02:Mizuno|WAVE RIDER 10

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スニーカー¥17,600/ミズノ(ミズノお客様相談センター)

2000年代のハイテクモデルをモダナイズ

「スエード、メッシュ、パテントレザーと素材のレイヤーはもちろん、デザインも複雑なウエーブライダー10はつい見入ってしまうスニーカーのひとつ。2000年代のハイテクな面影を残しながら、トーナルカラーでモダンに仕上げるという復刻モデルも、いよいよ登場してきました。このオフホワイトに近いベージュは、真っ白が苦手というUOMO世代にとって鉄板で、ミズノのこのシリーズは“あえて”なおしゃれ感も盛れる気がします」


1997年にスタートしたミズノのハイテクスニーカーシリーズ、ウエーブライダーの10代目。2006年に発売されたオリジナルのディテールを忠実に再現し、モダンなカラーリング&プレミアムな素材のコンビネーションでコーディネートしやすい大人の一足に。



03:NIKE|DUNK HIGH RETRO

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スニーカー¥13,200/ナイキ スポーツウェア(ナイキ カスタマーサービス)

ありそうでなかった黒×白ダンクが登場

「これはもう配色の勝利です。裏原宿カルチャーで育った “ホワイトソール世代”にとっては、絶対落とせないカラーだと思いました。黒アッパー×白ソールは、軽さや抜け感が出せるので、個人的にも好きな配色。沈めは沈むほどいいというオールブラックのトレンドは、ときに重すぎることもあるので、ホワイトソールだとホッとします。クリーンにも履きたいけれど、少しヴィンテージ風に加工してヒモも変えたいので、2足買いしたいと思っています」


80年代のバスケットシューズのアイコン、ダンクを質感の違うブラックレザー×ホワイトスウッシュで展開。パッド入りのハイトップは、ボリューム感のあるシルエットも魅力。万能なモノトーン配色は、誰もが手もとに置きたいと願う人気カラー。


小澤匡行プロフィール画像
小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


ナイキ カスタマーサービス TEL:0120-6453-77
プーマ お客様サービス TEL : 0120-125-150
ミズノお客様相談センター TEL:0120-320-799

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda

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