今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。10月後編はアウトドア、ランニングシューズのハイテク系デザインにフォーカス。いずれもハイセンスなカラーリングがポイントに。
01:hobo×MAMMUT|SAPUEN LOW GTX
ベージュワントーンとスエード使いが象徴的なコラボ
「母体会社が同じノンネイティブの別注スニーカーも含めて、彼らのスエードの使い方が好きです。ベージュのワントーンだけで自分たちの持ち味をフルに表現できるのは、ノンネイティブファミリーの巧さですよね。僕もNike By Youでワントーンに挑戦したりするんですが、なかなかうまくいかない。センスよく仕上げるのは、簡単そうで簡単じゃないんです。ベージュのほかにアウトドア調の替え紐がついていますが、これはこれで今の時代、鉄板だなと思いました」(小澤)
国内初となるマムートとのコラボレーション。ベロアレザーのアッパーに最先端の技術を投入してハイブリッドに仕上げた、ゴアテックス仕様の万能トレッキングシューズ。アーシーなワントーンにマムートのブランドカラー、オレンジでアクセントをつけアウトドアだけでなくタウンにもマッチするデザインに。
02:ASICS|HN2-S PROTOBLAST
キコ・コスタディノフの本気が見える今季の傑作
「今季のアシックスの展示会に行ったとき、キコ・コスタディノフが監修するシリーズの中でも一番目を引いたのが、このHN2-S プロトブラスト。ブルーにエンジという配色がデビルマンみたいで最高にクールだなと思いました。僕たちの既成概念を払拭すべく、キコが本気でアシックスのスニーカーづくりに取り組んでいるのがすごくうれしくて、毎回チェックしています」(小澤)
タン部分のaロゴループがキコによるデザインのアイコン。HN2-S プロトブラストは、GEL-100シリーズをベースに、つま先のデザインはバッシュのGELHOOP™ 6からと、さまざまな時代のアシックスのシューズを組み合わせた。デザインチームがキコ・コスタディノフスタジオとともに完成させた2021年秋冬の新作。
※コロナ禍の影響で納期が遅れており、入荷時期未定です。
03:HOKA ONE ONE|BONDI X
快適に走るためのカーボンプレート搭載がうれしい
「クッショニングのよさがホカ オネオネの魅力ですが、中でも看板モデルのボンダイにカーボンプレートが搭載されました。本来スピードを追求するためのカーボンを、ジョギングをより快適に楽しむためにと採用したのが画期的。僕のような素人ランナーでも、どんどん足が進む感覚が味わえます。個人的にはヨーロッパ的なカラーリングの色ホカも好きで、黒コーデの足もとにポンと色ホカを合わせるほうが、全身黒よりも洒落て見える気がします」(小澤)
スニーカーの厚底ブームを牽引したボンダイは、クッション性の高いロードシューズとしてもシティランナーにも愛されている。10月1日に発売されたボンダイ Xはカーボンプレートを搭載することで推進力を高め、タイム、距離などランナーの多様な目標の達成をサポートする。
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カバーコード https://coverchord.com
デッカーズジャパン TEL:0120-710-844
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda