クリーンな大人の定番スニーカーとしてファンの多いニューバランス。その愛好家たちを数珠つなぎしていく連載の第7回は、ベンダーの看板スタッフからルーツトゥブランチズの立ち上げに携わり、現在はCOVERCHORDバイヤーとして活躍する小田 聖さん。
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大人のニューバランス ファンクラブ 会員番号07|小田 聖さん(COVERCHORDバイヤー)
・はじめて買ったNB 中学一年の時に購入した576 ・所有数 5足 ・一番好きなモデル 1500と992
中学1年生のとき、陸上部に入部してランニングシューズが必要になり、そのとき買ったのが偶然にもニューバランスでした。おそらく576だったと思います。当時としては、贅沢な買い物でしたが、気に入りすぎて、破れても履き続けていたのを今でも覚えています。ニューバランスの魅力は、快適な履き心地とどんなスタイリングにもハマってしまう懐の深さ。もはやスニーカーのトップブランドであるにも関わらず、NEW BALANCEというブランド名の通り、”新しい感覚”で新しいことにチャレンジし続けている企業姿勢にも惹かれます。
好きなモデルは1500。ちょっと堅めのツラが好きです。最近は太いパンツをはくことも多く、丸っこい1700だとなんだかぼんやりしてしまう気がして。少し角ばった1500のほうがメリハリもつくし、バランスを考えて1500派です。ほかのモデルでは992。デザイン的にはミニマルでシンプルというわけではありませんが、どんなスタイリングにもすんなりハマってしまう汎用性の高さ。履いているときの目線で見るシルエットも好きです。
ニューバランスといえばグレーですが、個人的にはベージュスエードがいちばん好きです。今、履いているはノンネイティブ×ニューバランスのコラボCM1500。大好きな中目黒のカレー屋さん「REDBOOK」のTシャツのピンク刺繍と、コモリのデニムの薄い水色に合わせて全体を淡く、儚い色でまとめています。春先にぴったりなオーラリーのコットンリネンカーディガンは、ベージュのスニーカーに合わせてナチュラルな生成りを選びました。最近は意識的に黒を避けて、アクセサリーもほとんど着けず、なるべく少ないアイテム数で色合わせや素材合わせを楽しむようにしています。
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買うときは長持ちするので、メイド・イン・USAかUKを選ぶようにしています。新品よりも少し汚れているくらいが好きだから、アッパーはスエード派。このベージュのほか、春はネイビーの992をよく履いています。今年は、あと3、4足買い足したいと思います。
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▼小田さんが次にバトンを渡したのは、ビームスのメンズカジュアル 統括ディレクターの中田慎介さん。「せっかく家近いので、今度お邪魔させてください」(小田)。
第8回、中田さん編もお楽しみに!
Text:Hisani Kotakemori