クリーンな大人の定番スニーカーとしてファンの多いニューバランス。その愛好家たちを数珠つなぎしていく連載の第3回は、次々と新しいことをしかけて顧客を飽きさせないレショップの金子恵治さん。
![【大人のニューバランス FAN CLUBの画像_1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/107895/2020_12_SQ_F2FA5CC2-DAE0-4D91-A468-005C4EE31BD6-4C3D42E2-AA64-4EE0-9A7B-278663CED097.jpg)
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大人のニューバランス ファンクラブ 会員番号03|金子恵治さん(レショップ コンセプター)
・はじめて買ったNB 30年前の576 ・所有数 4足 ・一番好きなモデル 2002 1300
ニューバランスとの出会いは高校時代。当時は渋カジが大全盛で、学ランの中にアメフトのTシャツを着て足もとはニューバランスというスタイルが東京の高校生の間でにわかに流行ったんです。僕もそんな格好で通学していました。当時は1300がニューバランスの最高峰でしたが、自分にはちょっとクラシックすぎる気がして。Nマークが大きいのも苦手で、大人になってからはニューバランスから遠ざかっていました。それが2010年に2002が発売されたとき、いい意味でNBっぽくないなと。クセの強いデザインですが、僕の服には合わせやすかった。買ってからずっと大切に、今もはき続けています。今年やっと復刻されたので買いましたが、実は去年の夏ぐらいからインスタグラム上で「#2002復刻希望の会」というハッシュタグをつけて賛同してくれる人を募っていました。心から復刻を願っていたので、それが何かのきっかけになっていたらいいなと思います。
ニューバランスは僕はちょっとハズしたいときにはくことが多いです。例えばジャケットスタイルがちょっとカッコよすぎるなと思ったとき2002をはいたり、わざとまっ白いコーディネートに合わせたり。きょうはヴィンテージのシャツにシャーデーのニット、大江洋服店のジーンズとちょっときれいめのスタイルに2002。スエードのキャップはキジマ タカユキ、レザーのネックポーチはオデムと小物はレザーでまとめています。
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ニューバランスは2002や1300のような上級ラインが好きです。NYのスニーカーセレクトショップ、KITHの別注もアメリカ製とそうでないものと2タイプ買いましたが、はいている人が少ないところが気に入ってます。高機能でありながらルックスはクラシックというのがいい。ほかのスポーツシューズブランドだとハイテクな機能のスニーカーはハイテクなデザインにしがちですが、ニューバランスはオーセンティックを貫いている姿勢に共感します。
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▼金子さんが次にバトンを渡したのは、ファッション キュレーターの小木”Poggy”基史さん。「THE GENTLEMAN IN THE PARLOURのローンチ、がんばりましょう!」(金子)。第4回、小木さん編もお楽しみに!
Text:Hisani Kotakemori