スニーカーはファッションでありながら、時に投資の対象にもなり、そして自分の過去を懐かしむためのツールにもなり得る。2000年前後のモデルが再びトレンドの渦中になった市場の中から、課金すべきスニーカーを選んでみた。
小澤匡行 Masayuki Ozawa
連載「東京スニーカー氏」でお馴染み。今回集まった数十足は、最新鋭から“世代”なものまで幅広く、興味津々。果たして、どれに課金するのか…?
1江川芳文氏とのコラボレーション。¥16,000/エレッセ×オンブレニーニョ(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)
2’70年代から進化を繰り返すトレーニング用。¥11,000/プーマ(プーマ お客様サービス)
32003年モデルの復刻版。¥16,500/ナイキ スポーツウェア(NIKE カスタマーサービス)
4’80年代のレトロなテニスシューズ。¥12,000/リーボック(リーボック アディダスお客様窓口)
青春の一足は落ち着いた黒で
「思い出に課金」
若い頃に履いていたスニーカーが忠実に復刻されると、エモい感情が揺れ動いてつい買ってしまいます。しかし当時はスポーツで履いていたり、現在とまるで異なるスタイルの足元だったモデルだと、今さらどう履けばよいかわからない。世の中に与えたインパクトが強いモデルほど、ファッションから距離が離れ、記念買いに走りがちです。でも40歳を過ぎて青春の一曲が心にしみるのと、思い出のスニーカーが欲しくなる感覚は似ている。ならばノスタルジーに実用性が加わった、落ち着いた黒を選ぶのが正解。思い出をスタイリッシュに補正してください。
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Photos:Yoshio Kato
Stylist:Takeshi Toyoshima
Illustration:Yunosuke Yoshifumi Takeda
Text:Masayuki Ozawa
Stylist:Takeshi Toyoshima
Illustration:Yunosuke Yoshifumi Takeda
Text:Masayuki Ozawa