大人の足元に抜け感と爽やかさを求めるなら、白スニーカーは季節問わず頼りになる。中でも誰もが認める“殿堂入り”な名品をこの秋どんなコーデに合わせたら、今っぽくおしゃれに見えるのか? 他人と差がつくコーデの秘訣をレクチャー。今回は“世界一売れたスニーカー”アディダス の「スタンスミス」をピックアップ!
“世界一売れたスニーカー” 「アディダス オリジナルス スタンスミス」
世界で最も権威あるテニスの大会・ウィンブルドン選手権では、全身白を着用するのが原則のため、足元のスニーカーも白でなければならなかったというのが、スタンスミスが生まれた背景。丸みのある完成されたフォルムとミニマルなデザインもさることながら、サイドの通気口やクッション性の高いラバーソールで快適な履き心地を実現し、機能面の高さも秀でる。スタイルを選ばない汎用性で、ギネスにも認定される“世界一売れたスニーカー”としてその歴史に名を残しているのもうなずける。
1|セットアップに合うカジュアルとドレッシーのミックス感
クリーンなイメージをもつスタンスミスはカジュアルな着こなしはもちろん、ドレッシーなセットアップスタイルにも自然に溶け込む。アッパーの素材に使われているスムースレザーの光沢ある質感も革靴ライクに履ける要素のひとつ。キレイめな印象を漂わせながら程よいリラックス感をのぞかせる。スーチングのカジュアル化が進む今、気どらないけれど品のあるこんなスタイルが仕事着のニューノーマルなのかもしれない。
スニーカー¥14,000/アディダス オリジナルス(アディダスグループお客様窓口) ジャケット¥68,000・パンツ¥32,000/バレナ(エディフィス 新宿) ニット¥31,000/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) メガネ¥34,000/イエローズプラス(コンティニュエ) バッグ¥19,000/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 原宿本店) その他/スタイリスト私物
2|大人らしいコートルックに軽快感とクリーンさを呼び込む
色使いで重たくなりがちな秋冬の装いも、明るくて爽快なカラーを挿すとぐっとポジティブな雰囲気にシフトする。ニットのビビッドなオレンジで華やかさを、スタンスミスで取り入れたホワイトが清潔感と軽快さを加えている。ブルーのスリムジーンズとスタンスミスの組み合わせも鉄板。ジーンズの裾がちょっとたまって、大人らしい余裕を感じる。ヒール部分のグリーンやアッパーのゴールドロゴが控えめながらアクセントとして奏功。
スニーカー/1と同じ コート¥48,000/エムエフペン(1LDK apartments.) ニット¥26,000/エディフィス(エディフィス 新宿) Tシャツ¥15,000/スタジオ ニコルソン(キーロ) パンツ¥26,000 /アー・ペー・セー(アー・ペー・セー カスタマーサービス)
3|モノトーンでメリハリをつけた冬のモダンブリティッシュ
キルティングジャケットを前開けし、ブラックウォッチのワイドボトムを合わせて自然なリラックスシルエットを構築。その中にあってインナーと足元に入れたクリーンカラーが重たさを払拭し、優しい雰囲気を作り上げている。トラッドな英国テイストの重厚さも、スタンスミスが軽やかにいなしている。キャップを取り入れたり、ニット×シャツで重ねたりと手数をかけていてもすっきりとした印象なのはモノトーンに徹したおかげ。
スニーカー/1と同じ コート¥59,000/マッキントッシュ(マッキントッシュ 青山店)スウェット¥27,000/ロエフ(ユナイテッドアローズ 原宿本店) シャツ¥21,800/ギットマン ブラザーズ フォー シップス(シップス 渋谷店) パンツ¥28,000/イズネス(アルファ PR) 帽子¥9,000/ヒコサカ×エディフィス(エディフィス 新宿)
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Stylist:Takanori Akiyama
Hair&Make:Kosuke Abe[traffic]
Model:Yoshiaki Takahashi
Composition & Text:Masato Nachi