NIKE AIR MAX PLUS TIEMPO
ベースの「エア マックス プラス」は1998年に発売されたランニングシューズ。重厚な見た目からは想像がつかないくらい履き心地は軽く、走れるスニーカーだ。
今季のシュプリームのフットボールモチーフのセットアップもデザインが秀逸。フロントはエンブレム、背面にSupremeのロゴが施されている。キャップと合わせてしまうとユース感が出てしまうので、さらっと着たい。
ブロークコアを40代なりに楽しんでみる
休日のほとんどを、中学生の息子のサッカー見学に捧げる生活を10年以上続けているからか、「ブロークコア」というトレンドにはちょっと敏感なほうだ。しかし身近に感じているからこそ、フットボールのユニフォームやシューズを着こなすのは若者の特権だと思う。40代が取り入れると指導者感が否めず、どうも勇気が出ない。その中で、ファッションとして成立しそうなのが、1994年製のフットボールスパイク「ティエンポ」の要素を取り入れた「エア マックス プラス」(以下マップラ)である。マップラの象徴的なTPUパーツを外し、大きなベロやスウッシュをつけたことで印象はフットボールシューズ寄りだが、ハイテクとローテクの中間をうまく突いていて、履いてみるとしっくりきた。
シュプリームのフットボールジャージーはアンブロとのコラボレーションをはじめ、いろいろ購入してきた。デザインは気に入っているが着こなせず、いまだに積読ならぬ積服状態になっているものばかりだが、このマップラがあれば着こなせる気がする。新しいスニーカーに出会うことで、ファッションの可能性が広がるのは、何歳になっても楽しい。