2024.09.17
最終更新日:2024.09.17

【スニーカーを選ぶ14のヒント】8. メゾン マルジェラの「レプリカ」の懐の深さに気づいた【Maison Margiela】

Maison Margiela “Replica” Sneakers

Maison Margiela “Replica” Sneakers
スニーカー¥99,000/メゾン マルジェラ(マルジェラ ジャパン クライアントサービス) スウェットパーカ¥29,700・パンツ¥26,400/シュプリーム

新色のグレーはちょっとベージュがかった暖色感がお気に入り。ナッパレザーとスエードのコンビネーションもやわらかさと温かみを添える。

Tシャツ、スウェット、フリースなどさまざまなベーシックウェアに見られるシュプリームのスモールBOXロゴ。今まではクルーネック派だったが、今季は前開きのないフーディのセットアップでカジュアル感を狙おうかと思ってる。

メゾン マルジェラの「レプリカ」の懐の深さに気づいた

 メゾン マルジェラの「レプリカ」スニーカーの、スポーツメーカーにはないバランスが好きだ。2000年代にこの靴に出会った人は、多分モードなスニーカーとくくるだろうけど、僕のデビューはわりと最近だから、ラグジュアリーなイメージはありつつ、なんならスケートシューズっぽさも感じている。ポジションマップを作りにくいのが、この靴らしい個性でもある。

 ネタ元の「ジャーマントレーナー」は細くて硬くて、なんというか尖っている。でもマルジェラは丸みとやわらかさがあって親しみやすい。程よく太いコットンシューレースもストリート的な解釈ができ、不思議と親近感を覚える。それゆえに合わせる服は、ラフであればそのほうがしっくりくる。

 シュプリームには、通常よりロゴが小さいスモールBOXのコレクションがあり、このスウェット上下によく合わせて履いている。この組み合わせは僕にとっては違和感を生むナイスアイデアだったが、今年の春にアーカイブの要素を色濃く投影したMM6とシュプリームのコラボを見て、逆にしっくりきてしまった。やはり「レプリカ」の懐は深い。

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