2024.09.11

【スニーカーを選ぶ14のヒント】2. 普通じゃないニューバランスを受け入れる【New Balance 1906L】

New Balance 1906L

New Balance 1906L
スニーカー¥22,000/ニューバランス(ニューバランスジャパンお客様相談室) コート¥440,000/ベルヴェスト(八木通商) ニットポロ¥64,900/ラッファ モリーナ(トゥモローランド) ジーンズ¥12,100/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン) ベルト¥27,500/J&M デヴィッドソン(J&M デヴィッドソン カスタマーセンター) ソックス/スタイリスト私物

ベースとなる「1906R」はファッションブランドとのコラボレーションも複数あるモデル。つまりファッションを意識したデザインでもある。11月発売予定。

イタリアのラッファ モリーナのニットは堅苦しくないトラッドな魅力がある。「1906R」のローファー型スニーカーと合わせたバランスが最高だ。

普通じゃないニューバランスを受け入れる

 若い頃に感じていたニューバランスの魅力は生産国だった。もちろん今でもUSAやUK製であることはチェックポイントだが、それ以上に変化球のデザインが気になる。ジュンヤ ワタナベ マンとコラボレーションした「1906」のローファーは、SNSなどでもかなり話題だった。このときは皆「さすがギャルソン、ここまでやるか」的な反応だったが、その原型はニューバランスが開発したものだ。最近でも「2002R」のミュールだったり、こういったユニークなデザインはむしろ得意で、玄人の間でヒットしている。

 近年はローファー型のスニーカーが増えているけど、革靴に寄せたルックスだと意外性は感じにくい。でもこれはソールにもアッパーにも「機能」という存在感があるから、スニーカーの“側”で着地している。それがニューバランスのいいところ。ストリートではなく今旬なトラッドな服でまとめたい。ネクタイとかではない、ゆるいトラッドで。

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