2024.09.22

【スニーカーを選ぶ14のヒント】13. 朽ちたニューバランスをヴィブラムで再生させる

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7月に代々木八幡のヴィンテージストア「FRONT 11201」にてリペアのイベントが開催された。今は三越日本橋本店の本館2階にある公認のカスタマイズサービス、Vibram「ソールファクター」に行けばカスタマイズができるのでチェック。

朽ちたニューバランスをヴィブラムで再生させる

 世界的なソールメーカーのヴィブラムからお誘いを受け、ソールのリペアをさせてもらった。どうせなら加水分解してボロボロになったスニーカーを甦らせようと、15年前のニューバランスを選んだ。ビームス プラスの10周年記念の別注モデルで、アッパーは「990」、ソールは「2001」、配色は「1300」という当時にしては斬新なアイデアだった。周年の企画にいろいろと携わっていただけに思い出深い一足だが、数年前に朽ちてしまい、捨ててしまおうか迷っていたところだった。

 昔、ミニマスというシリーズの「ML71」というモデルがあった。「1300」のアッパーにヴィブラムの薄底を組み合わせたデザインで「Vibram」のロゴが見えるサイドビューが好きだった。今回はそのオマージュ。豊富な種類から「Fell Running」というトレイル用に開発されたソールを選ばせてもらった。われながらグッドバランス。ほかのメーカーだと個人的には違和感が先行してしまうソールスワップだが、ニューバランスに限ってはリペアしたことに気づかれなそうなくらい自然で、自分でも驚いている。ちなみに靴ひもはN.ハリウッドで購入したチャコールグレーのファットシューレースと、ネットで見つけた蛍光のものと、どちらにしようか迷っている。

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